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12月19日-05号

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  1. 釜石市議会 2003-12-19
    12月19日-05号


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    平成15年 12月 定例会(第7号)           平成15年釜石市議会12月定例会会議録---------------------------------------          平成15年12月19日金曜日--------------------------------------- 議事日程第5号  平成15年12月19日(金) 定例会        午後1時会議を開く第1 本日の会議録署名議員の指名第2 請願2件(平成15年請願第1号、同第2号)第3 議案第73号 釜石市ふれあい交流センター清風園条例第4 議案第74号 釜石市栗橋ふるさと伝承館条例第5 議案第75号 市長選挙の記号式投票に関する条例の一部を改正する条例第6 議案第76号 釜石市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例第7 議案第77号 釜石市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例第8 議案第78号 釜石市下水道条例の一部を改正する条例第9 議案第79号 釜石市簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例第10 議案第80号 釜石市上水道事業給水条例の一部を改正する条例第11 議案第81号 平成15年度釜石市一般会計補正予算(第7号)第12 議案第82号 平成15年度釜石市水道事業会計補正予算(第2号)第13 議案第83号 平成15年度釜石市病院事業会計補正予算(第2号)第14 議案第84号 平成15年度釜石市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)第15 議案第85号 平成15年度釜石市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)第16 議案第86号 平成15年度釜石市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)第17 議案第87号 平成15年度釜石市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)第18 議案第88号 平成15年度釜石市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)第19 議案第89号 市道路線の廃止に関し議決を求めることについて第20 議案第90号 市道路線の認定に関し議決を求めることについて第21 閉会中の継続審査について(平成15年請願第3号)第22 閉会中の継続調査について第23 議員の派遣について第24 議議案第14号 議員定数検討特別委員会の設置について第25 議議案第15号 高速道路網の整備に関する意見書の提出について第26 議議案第16号 イラク特別措置法に基づくイラクへの自衛隊派遣に反対する意見書の提出について第27 議議案第17号 新たな雇用を創出するための起業・創業環境の早急な整備を求める意見書の提出について                                     以上---------------------------------------本日の会議に付した事件第1 本日の会議録署名議員の指名……………………………………………………… 183第2 請願2件(平成15年請願第1号、同第2号)…………………………………… 184第3 議案第73号 釜石市ふれあい交流センター清風園条例………………………… 186第4 議案第74号 釜石市栗橋ふるさと伝承館条例………………………………………〃第5 議案第75号 市長選挙の記号式投票に関する条例の一部を改正する条例…… 187第6 議案第76号 釜石市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例…………………………………………………………………………………………………………〃第7 議案第77号 釜石市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例…………………〃第8 議案第78号 釜石市下水道条例の一部を改正する条例………………………… 188第9 議案第79号 釜石市簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例………………〃第10 議案第80号 釜石市上水道事業給水条例の一部を改正する条例…………………〃第11 議案第81号 平成15年度釜石市一般会計補正予算(第7号)………………… 190第12 議案第82号 平成15年度釜石市水道事業会計補正予算(第2号)…………… 231第13 議案第83号 平成15年度釜石市病院事業会計補正予算(第2号)…………… 232第14 議案第84号 平成15年度釜石市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)…………………………………………………………………………………………………………〃第15 議案第85号 平成15年度釜石市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)… 234第16 議案第86号 平成15年度釜石市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)……〃第17 議案第87号 平成15年度釜石市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)……〃第18 議案第88号 平成15年度釜石市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)…………………………………………………………………………………………………………〃第19 議案第89号 市道路線の廃止に関し議決を求めることについて……………… 235第20 議案第90号 市道路線の認定に関し議決を求めることについて…………………〃第21 閉会中の継続審査について(平成15年請願第3号)…………………………… 236第22 閉会中の継続調査について……………………………………………………………〃第23 議員の派遣について………………………………………………………………… 237第24 議議案第14号 議員定数検討特別委員会の設置について…………………………〃第25 議議案第15号 高速道路網の整備に関する意見書の提出について…………… 238第26 議議案第16号 イラク特別措置法に基づくイラクへの自衛隊派遣に反対する意見書の提出について……………………………………………………………………………… 239第27 議議案第17号 新たな雇用を創出するための起業・創業環境の早急な整備を求める意見書の提出について……………………………………………………………………… 241---------------------------------------出席議員(25名)                 議長   平舘幸雄君                 副議長  佐藤一夫君                  1番  新里博政君                  2番  小鯖利弘君                  3番  佐々木 透君                  4番  坂本良子君                  5番  細田孝子君                  6番  海老原正人君                  7番  水野昭利君                  8番  両川敏之君                  9番  岩間勘二君                  10番  和田松男君                  11番  菊池 孝君                  12番  菅原規夫君                  13番  山崎長栄君                  14番  川崎勇一君                  15番  佐々木義昭君                  16番  小笠原多子男君                  17番  野田忠孝君                  19番  松坂喜史君                  20番  佐野金吾君                  21番  藤井修一君                  22番  平松福一君                  23番  小野寺英雄君                  24番  藤原茂實君欠席議員(1名)                  18番  秋元厚子君---------------------------------------説明のため出席した者              市長      小沢和夫君              助役      高田直和君              収入役     桑畑喜一君              総務企画部長  佐々木重雄君              民生部長    小山 士君              経済部長    佐野善次君              建設部長    伊藤昭男君              総務課長    前川公二君              財政課長    小林俊輔君              企画課長    山崎秀樹君              国保年金課長  石川雄康君              生活環境課長  佐藤恵寿君              生活環境課                      山田 守君              主幹              清掃事務所長  臼澤良一君              福祉事務所長  似田貝 茂君              上中島                      小岩 寛君              保育所長              商工課長    野田喜一君              観光物産課長  菱沼清治君              農林課長    佐々木裕一君              水産課長    岡崎貞夫君              建設課長    福田 博君              都市計画課長  岩間正行君              下水道課長   高橋清一君              市民病院長   佐藤昇一君              市民病院                      船越 毅君              事務長              市民病院                      藤田良三君              事務部次長              市民病院                      末永正志君              総務課長              水道事業所長  佐々木道典君              教育長     塚本希之君              教育次長    尾形新悦君              教育委員会                      菊地洋一君              総務課長              学校教育課長  樋口賢一君              社会教育課長  芦萱潤一郎君              体育振興課長  古川明良君              学校統合                      岩鼻 弘君              推進室長              図書館長    沖 健太郎君              学校給食                      上野厚子君              センター所長              市民文化                      栗澤 廣君              会館長              監査委員    藤原宏昭君---------------------------------------事務局職員出席者              事務局長    山崎倫昭              事務局長補佐  山下光一              議事係長    小笠原勝弘---------------------------------------                午後1時会議を開く ○議長(平舘幸雄君) 本日の出席議員は25名で定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 欠席の届け出は、18番秋元厚子君1名であります。 ただいまから本日の会議を開きます。本日の議事は、お手元の議事日程第5号により進めます。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員には、会議規則第81条の規定により議長において5番細田孝子君及び6番海老原正人君を指名いたします。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第2、請願2件を議題といたします。 本件に関し、民生常任委員長の報告を求めます。 委員長、登壇願います。 〔民生常任委員長山崎長栄君登壇〕 ◆民生常任委員長(山崎長栄君) ただいま議題となりました請願2件につきまして、民生常任委員会における審査の経過並びに結果の概要を報告いたします。 請願第1号定住外国人の高齢者・身体障害者・母子家庭への特別給付金支給に関する請願の要旨は、本来は国民年金法の抜本的見直しを求めるものであるが、抜本的改正までの暫定的措置として、地方自治体が独自の判断で対応でき、他都市でも既に実施している特別給付金を、在日韓国人を初めとする定住外国人の高齢者・身体障害者・母子家庭に、長年の苦労に対する慰労と激励の意味を込め、さらに人道的見地からも支給されるよう請願するというものであります。 本件は、去る12月9日の本会議において当委員会に付託され、12月15日に開催した委員会において、紹介議員の説明を受けるとともに、紹介議員及び当局関係部課長に質疑を行うなど、慎重に審査をいたしました。 審査においては、紹介議員から「定住外国人で年金をもらえない人たちが生活保護を受けているといった場合、心情的に年金を受け取りたいという話も聞いている」「市内の対象人数は少ないと見込まれる」「県内では盛岡市と滝沢村が既に実施をしており、ほかに請願を採択している市議会もある」などの補足説明がありました。 これに対して、委員より「太平洋戦争において強制連行をしてきた韓国人に対する人道的見地から、請願の趣旨が理解できる」等の意見が出され、また当局からは「今現在の母子家庭については児童扶養手当が支給されるが、これには国籍条項がない」などの補足説明がありました。 これらの審査を踏まえて、改めて12月17日に開催した委員会において、各委員の意見を確認したところ、釜石市の歴史的な背景も考慮する中で判断すべきとの結論に達したことから、本請願について諮った結果、全会一致で採択すべきものと決しました。 次に、請願第2号安心して暮らせる年金制度確立のための請願の要旨は、保険料の引き上げ、給付の削減を行わず、安心できる年金制度を確立すること及び無年金者・低額年金者をなくすためにも、全額国庫負担による最低保障年金制度を創設することという2項目の請願事項について、当市議会において政府に対して意見書を提出するよう請願するというものであります。 本件は、去る12月9日の本会議において当委員会に付託され、12月15日に開催した委員会において紹介議員の説明を受け、慎重に審査をいたしました。 審査においては、委員から「意見書を出してくださいというのであれば、最初から紹介議員が各会派を回って、議議案で国に上げていくことの方が自分たちの声が国に届くということになるのではないか」「安心して暮らせる年金制度の確立をだれもが望んでいるわけだが、過去にも請願を撤回して、改めて意見書として提出していただいたことがある」などの意見が出され、これに対し紹介議員から「請願者が議議案でもいいということであれば一向に構わないと思うが、請願という形で今のところ出してくれということなので、私たちの方でも議議案という方法もありますよということは言っているが、いわゆる請願者の権利として出していると思う」などの説明がありました。 これらの経過を踏まえて、12月17日に開催した委員会において再度審査をした結果、「改めて請願者に問い合わせをしたが、『取り下げはしない。内容的にもこのままでいきたい』という請願者の意思を生かしたい」という紹介議員の説明でありました。 一方で、委員からは「委員会としてもスピーディーに結論を得るべきだ」という意見が出されました。 以上の審査を経て、本請願について諮った結果、採択に賛成の委員が少数であったため、本件は不採択とすべきものと決しました。 なお、さきに報告をいたしました採択請願1件については、これを当局に送付し、その処理の経過並びに結果の報告を求めるべきものといたしました。 以上であります。 ○議長(平舘幸雄君) ただいまの民生常任委員長の報告は、平成15年請願第1号は採択、同請願第2号は不採択であります。 ここで討論の通告がありますので、発言を許します。 4番坂本良子君。 〔4番坂本良子君登壇〕 ◆4番(坂本良子君) 日本共産党議員団は、安心して暮らせる年金制度確立のための請願に賛成します。 長引く不況のもと、雇用、生活不安が拡大しています。その上、連続する年金、医療、介護などの給付削減と負担増によって生活が苦しいと感じている人が51.4%と急増しています。これに追い打ちをかけるように、政府は来年に向けて保険料の引き上げと一層の給付削減の年金改定を打ち出しています。今度の請願は、保険料の引き上げ、給付の削減を行わず、安心できる年金制度を確立すること、また無年金者をなくすためにも全額国庫負担による最低保障年金制度を創設するものであり、社会保障の根幹にかかわるものです。 今回、民生常任委員会では、国に対する意見書は請願になじまないことを理由として不採択にしています。他の多くの議会では意見書も請願として扱っております。請願者の権利を尊重、配慮する立場も必要ではないかという意見を申し述べ、賛成の討論といたします。 ○議長(平舘幸雄君) 討論は終わりました。 ほかに討論はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) これで討論を終結いたします。 これより請願2件を1件ごとに採決いたします。 お諮りいたします。平成15年請願第1号は委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。 次に、平成15年請願第2号を採決いたします。この採決は起立によって採決いたします。 お諮りいたします。本請願に対する委員長の報告は不採択であります。平成15年請願第2号を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。請願に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(平舘幸雄君) 起立少数であります。よって平成15年請願第2号は不採択とすることに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第3、議案第73号釜石市ふれあい交流センター清風園条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第73号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第4、議案第74号釜石市栗橋ふるさと伝承館条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第74号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第5、議案第75号市長選挙の記号式投票に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第75号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。---------------------------------------
    ○議長(平舘幸雄君) 日程第6、議案第76号釜石市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第76号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第7、議案第77号釜石市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第77号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第8、議案第78号釜石市下水道条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 菊池孝君。 ◆11番(菊池孝君) 今回の下水道施設整備はライフライン、そして生活基盤の整備であります。今まで生活基盤の整備は税金を投入してきたというのが私は基本であるというふうに思っておりますが、またひとり暮らしの老人を初めといたしまして、低所得者の方々に受益者負担ということで料金の値上げは生活を直撃するということで、日本共産党議員団として反対をいたします。 ○議長(平舘幸雄君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第78号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(平舘幸雄君) 起立多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第9、議案第79号釜石市簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 菊池孝君。 ◆11番(菊池孝君) 先ほどの下水道条例と同じく、この簡易水道事業も同じ理由で、日本共産党議員団として反対をいたします。 ○議長(平舘幸雄君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第79号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(平舘幸雄君) 起立多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第10、議案第80号釜石市上水道事業給水条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 菊池孝君。 ◆11番(菊池孝君) 下水道、それから簡易水道と同じ理由で、日本共産党議員団といたしましては、上水道事業の給水条例にも反対してまいります。 ○議長(平舘幸雄君) 川崎勇一君。 ◆14番(川崎勇一君) 本条例改正案について、私は賛成の立場で若干意見を申し上げたいと思います。 この条例の改正の背景には、上水道創設以来30年以上も経過をし、著しく腐食をした老朽管によって漏水、あるいは給水率が県内でも水準からいえばかなり低い方、79%ということで、大変厳しい状況になっているわけであります。このままでは市民の生活、飲料水の安定供給に大きな支障が生ずることなど予測されるわけであります。よって私は早急に老朽管の更新を行い、将来にわたって市民の皆さんに対して安全で安心できる飲料水の安定供給体制を図ることが、今水道事業所にとっては急務と考えるわけであります。どうか事業所一体となって、計画どおりに事業を進めることを申し添えて、終わります。(「関連」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 佐藤一夫君。 ◆25番(佐藤一夫君) 今の賛成議員にまさに同感でありますが、私は手法として多少疑問を感じます。と申しますのは、そのような状況であるならば、早い時期に議会なり、市民に周知徹底を図る、そうしたことが大事じゃないのかと。こういう事態だから、こういう仕事をしなければならないと、こういう計画があるんだということではなくて、まして先月などは地域において市政懇談会などをやっているわけですから、ああいう場を通して、置かれている現状を十分市民に周知徹底を図ると、そうした中から取り組んでいくと、時間をかけて取り組んでいくと、こういうことが大事じゃないのかと。 今のように、状況だけ判断して取り組むとなれば、役所仕事だと、こういう指摘をされるわけですから、やっぱり心温まる温かい、市民を思っての施策であるならば、私はそうしたさかのぼって時間をかけて置かれている状況を説明し、協力を得ながら、そうした問題について取り組んでいくべきだと、これが当たり前の行政の姿勢ではないのかと思うわけですが、当局の見解を求めます。 ○議長(平舘幸雄君) 水道事業所長。 ◎水道事業所長(佐々木道典君) お答えいたします。 議員さんの言うとおり、確かに18年間という長きにわたって料金改定してこなかったことにつきましては、企業努力もありますが、その間の事業の見直し等、もう少し詳しくやる必要があったと思いますし、その間も水道の状況について市民の皆さんに、水道だよりとか、あるいは市政懇談会の場で述べる、いろいろと報告する機会をつくればよかったと思います。今後は今の御提言のとおりに、機会あるごとに市民の皆さん方には水道の現状をお伝えしてまいりたいと思いますので、御了解願いたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) そのほかございませんか。 以上で質疑を終わります。 これより議案第80号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(平舘幸雄君) 起立多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第11、議案第81号平成15年度釜石市一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。 お諮りいたします。審議の方法は、第1条歳入を一括、歳出は款ごとに審議を願いたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 異議なしと認め、さよう決定いたします。 では、第1条歳入一括審議を願います。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 以上をもって歳入の質疑を終わります。 次に、歳出の審議を願います。 第2款総務費、質疑を許します。 小笠原多子男君。 ◆16番(小笠原多子男君) きのう病院長から、重大で、また貴重な、私見といいながら、答弁をいただきました。これは市政全般にかかわる重大な問題であるわけです。そこで、市長にお伺いするわけですけれども、市長は今議会でも一貫して民間思考を生かして「いきいき釜石」をつくると、このように言っているわけであります。そしてまた、病院長の答弁を聞いていますと、今までもう時機を失したと、言うなればその責任、管理者なり議会を含めてでありますけれども、難しい問題は先送りして責任を逃れようとしているという、とられるような答弁もしているわけであります。そこで、市長から答弁を願いたいと、このように思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 平松福一君。 ◆22番(平松福一君) 今の小笠原同僚議員の発言でございますが、関連というよりは、私は議長に議事運営についてお願いしたいと思っております。確かに、きのうの質問、答弁においては大きな問題になるだろうと思っております。それで、この問題は後日全員協議会等を開いていただきまして、その中でじっくりと御協議願う機会をつくっていただきたいというふうに思いまして、議事運営についてお願いします。 終わります。 ○議長(平舘幸雄君) ただいま平松議員から、御案内のとおりの提言がされました。やはりこの種の問題は重大な問題であり、暫時休憩いたしまして、議運で見解をただしていきたいというふうに思います。暫時休憩いたします。                午後1時24分休憩---------------------------------------                午後2時30分再開 ○議長(平舘幸雄君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。 先ほど小笠原議員及び平松議員の発言について議会運営委員会において協議した結果、市民病院及び地域医療については市民にもきちんと情報が伝わるよう十分配慮するものとし、後日改めて早急に検討の場を設けることを確認したので、御報告を申し上げます。 先ほどの小笠原議員の質問に対する市長の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小沢和夫君) 市民病院の問題は大変重要で、早急に対応しなければならない問題なので、院長と相談の上、後日議員の皆様に御説明するとともに、御意見等をいただきたいと考えておりますので、御了承願います。 (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 総務費の質問。 山崎長栄君。 ◆13番(山崎長栄君) 選挙費についてお尋ねをいたします。 3件の減額補正がなされているわけでありますが、県議会選挙、それから市長選挙、そして市議会議員選挙と、この3つで2700万円ほどの減額補正なわけですよ。見ようによっては2700万円、小さな金額ではないですので、随分予算編成の際にどんぶり勘定で盛ったものだなというふうにもとられかねない減額補正の金額だと思うんですよ。その辺について実情はどうであったのか、お尋ねいたします。 それから、地方分権一括法が制定をされまして、驚くほどの変化を見せている市町村が全国各地に出てきたということが過日新聞で報じられておりました。その驚くほどの変化を見せてきている市町村の首長さんは、どこも改革に燃えていらっしゃる首長だと。それで、大きくまちづくりが進展している、あるいは活性化が進んでいる、そのようなことがこの地方分権一括法施行後に出てきたということなわけです。 それで、小沢市長さんも当然市長になってこういうまちづくりをしようという思いで選挙戦に出られ、当選をされてきたと思うんですが、過日の一般質問におきましても質問させていただきましたが、当然職員の答弁になりますと総合計画に従ってまちづくりを進めますと、そのような答弁になってくるのかなと思うんですが、そういう総合計画、当然これはそこから切り離すわけにはいきませんが、市長として思いがあって出てきたと思いますので、釜石を私はこういうふうに変えていきたいと、そういったものをぜひ市民の前に明らかにしていただきたいと、そのように思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(平舘幸雄君) 市長。 ◎市長(小沢和夫君) 今、仙人峠道路、平成14年度末で57%の進捗でございます。それから、公共埠頭が14年度末で71.3%、そして湾口防波堤が87.2%というような進捗率でございます。そういう中で、やはりこの道路、港湾の整備がなされることによって物流の活性化が図られてまいりますし、また先ほど先般9月には議長と私とで知事の方にその辺のことをお願いに参った次第でございます。その際に知事は、釜石に見えられましてやはりこの3点セットというのは重要だなと、釜石にとって活性化するためにはこの道路、港湾整備というのは大変重要だなということで認識していただきましたので、これによって物流拠点都市を目指していきたいというふうに第1点は考えております。 次には、やはり何としても 140年を超える鉄づくりの文化により培われた技術や人、自然環境といった釜石が持つ資源、可能性などを最大限に生かして、地場産業の振興、地域産業の振興というものを図ってまいりたいなというふうに考えております。また、具体的にもやはりエコタウン事業も今芽が見えてきておるような状況でございます。着々と来年度には確実にもエコタウン事業に向けての産業が張りつくものと期待しているところでございます。 いずれにしましても、こうした経済基盤を確立して、そして充実を確保しながら、市民の参加による「いきいき釜石」というものの実現を目指していきたいなというふうに考えておるところでございます。 ○議長(平舘幸雄君) 総務課長。 ◎総務課長(前川公二君) 選挙費の補正について御説明をいたします。今回の減額の大きい順番に御説明をいたします。 市議会議員選挙の2000万円の減額の内容でございますけれども、昨年度当初予算を、15年度予算を要求する時点で立候補者を33から34名という予測のもとに積算をいたしまして、最大限36名立候補しても公費負担が賄えるという算定のもとに予算を要求してございました。それで、実質的には30名の立候補ということで、その6名の差額の分と、それから公費負担でポスターの印刷とか選挙自動車等の、実質限度額いっぱい見ていましたけれども、限度額内でおさまっているという関係で、この部分については約2000万円の減額でございます。 それから、市長選挙につきましては4名の立候補をしても公費で賄えるというもとの計算で要求してございましたので、実質2名の立候補でございましたので、その分の公費負担分の減額が主な内容でございます。 以上でございます。 ○議長(平舘幸雄君) 山崎長栄君。 ◆13番(山崎長栄君) この選挙費用につきましては、予測を立てて予算を組まなきゃならないという、非常に技術的に難しい部分があるだろうと思います。説明を受けなければ、なぜこんなに2700万円ほど多く盛ったのかなという疑問が当然わいてくるわけであります。大体理解をいたしました。 それから、市長のまちづくりに対する思いでありますが、結局インフラ整備をまず急がなきゃならないと、その上でまちづくりが可能なんだということなのかなと思うんですが、過日の一般質問の中でも出ておりました。例えば、東北横断自動車道のこの計画が今暗礁に乗り上げた格好になっていると、そのように今伝えられているわけであります。Dランクだと。そうしますと、当然この釜石のインフラ整備にも影響が出てくるわけでありますね。それから、エコタウン事業、現在のところその雇用数が25名前後になるという、今後またもっともっと今後の展開によってはまたふえてくるんでしょうけれども、まだまだ釜石が元気になる、釜石に希望が差し込んでくるというようなものは全くまだ見えてこないわけであります。 1次産業、最もやっぱり経済振興の中で大事にしなければならないのは1次産業の振興だと思うんですけれども、その辺につきましてもどんどん後継者が育たない。育たない理由は経済的に現在の1次産業だけでは自立した生活を営むことができない、そのような理由でどうしても1次産業の振興が足踏みをしている。そこにどういう手を突っ込んでいくのかということになってくると思うんですけれども、市民が期待しているのは、うそでもいいんですよね、今釜石市役所、頑張っているよと、あと5年たったら、あと8年たったらこんな釜石になりますというようなほらをぜひ市長に吹いていただきたいなと、大ぶろしきを広げていただきたいなと。そうすると、少しぐらいの痛みは我慢できるんですよ。何か議場の当局答弁を聞いていますと、この間お話しさせていただきましたが、どんどん何か下向いて落ち込んでくるような、そういうような気持ちになってくるわけですよ。もう少しほらを吹いてほしいなと、そういう思いであります。 それから、助役、まだ間もないですが、大体釜石のこの様相は把握されたんじゃないのかなと思うんですが、現在のこれまでの情報収集された中で、こうしたら釜石はもっとよくなるんじゃないかなというものがそろそろ芽生えてきたんじゃないのかなと思いますので、ぜひ助役にもその辺についてお尋ねをしておきたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 助役。 ◎助役(高田直和君) 釜石に来まして、またこの本議会でのいろいろな議論を通しまして、本当にみんな苦しんでいるなというのを実感しております。産業、雇用、本当に厳しい状況だと思います。ただ、その中でとにかく元気を出さなきゃいけないというふうに思います。それで、来てからいろんな会議の場、打ち合わせの場を通じて思ったこと、感じたことを素直に言っています。幹部の方々、部長、課長と激しい議論をしています。1つ感じますのは、皆さんやはり気分が暗くて落ち込んでいます。何をやってもうまくいかない、閉塞感に満ちていると思います。ただ、それで文句を言っているだけだと何も生まれませんので、できない、できない、あれが悪い、これが悪いということではなくて、じゃその中でも何ができるんだ、何をしようという前向きな議論をしよう、そういう打ち合わせをしよう、そういう提案をしようということで、日々議論を重ねています。 この間、いろんな議員の方からいろんな質問をしていただきまして、1つ非常にうれしかったのは、市政懇談会のやり方を褒めていただきまして、あれもこういうふうにやりましょうという提案があったときに、本当に市民の人にそれでわかってもらえるんだろうかという議論を中でしました。それで、小学生ではありませんけれども、我々も練習をして、何分時間をかけて、どういう資料を見せたら本当にうまくいくのかということをやって、準備をして臨みました。 1回やったんですけれども、1回やってみて、やはりここはちょっとわかりにくかった、ここはちょっと突っ込み不足だった、質問が来たけれども、ここにはうまく答えられなかった、そういう反省点はたくさんありました。そういうことを持ち帰って、またみんなで議論をして、資料をつくり直して、練習をし直して、2回目に臨みました。同じようなことを繰り返して、3回目にも臨みました。明らかに、市民の方々の反応、そこでの議論の活発化というのが、2回目、3回目を通じてどんどんよくなっているというのが我々も実感できましたし、準備をした各部長もみんなそういうふうに感じていると思います。これからそういうふうにして議論をしていくことが非常に大事だと思っています。 仕事をやっている上では、部長、課長といった方々と議論する場が多いんですけれども、それだけでは不十分かと思って、若い方々、日ごろ余り仕事で接触することのない方々を集めていただいて、その方々と僕とじかに議論をするような場をつくってもらっています。それで、若い人たちの仕事へのセンスとか取り組み方というものに非常にいいものがあるというふうに感じています。本当に市民の方々が来ている窓口に立って仕事をしている若い人たちが、市民の人たちが来て、私たちが市役所の職員として本当に皆さんが求めているような、してもらいたいようなサービスができているんだろうかということを自問自答しながら、実は若い方々は頑張っています。そういう思いとか気持ちを大事にしながら、じゃ我々どういう組織で、どういうことをテーマにして、どういうことをやっていかなきゃいけないんだということを、その幹部の人から、若い人たちから、みんなで議論をしてやっていくことが大事だと思います。 今までそういうふうに物を徹底的に議論したり、やっていくという場がなかったりしたものですから、そういうものを積極的に僕の方から働きかけてつくってやっていこうと思っています。希望は捨てずにやっていれば、必ずどこかでいいものが出てくると思いますので、頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(平舘幸雄君) 山崎長栄君。 ◆13番(山崎長栄君) 釜石市役所の職員は決して無能じゃないと思うんですよ。有能な職員がそろっていると思っております。ただ、その能力以上に発揮しろとは言いません。持っているキャパシティーを引き出していくのが、私は助役の仕事だろうと思います。よろしくひとつお願いしたいと思います。 それから、1つだけ市長に、いわゆる小沢カラー、3年半の間でどこをどう色をつけていくのか、その強調したい部分をぜひ伺っておきたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 市長。 ◎市長(小沢和夫君) 先ほど道路のお話が出ましたけれども、道路のDランクというのは東和・宮守間の施工命令が出ているところでございます。その中での工事をどうしようかということで、私、道路局長から意見を求められたときには、新直轄ということでお話ししていますし、県も意見を求められて、新直轄で早く施工していただきたいということをお話しして、先般も収入役が私の代理で各沿線の首長と県の土木部長さんと陳情に行ってきた次第でございますので、御理解願いたいと思います。 それと、じゃ3年間のうちにどういうカラーをつくりたいのかというお話ですが、私はエコタウン事業を一つの産業の柱としてつくっていきたいなと。そのためにも、最終的には高温溶融炉というのが必要だと。その中が熱を利用したどういうものができるのか、あるいは養殖事業ができるのか、そういうものを含めてエコタウン事業に力を入れてまいりたいと思っております。御了承願います。 ○議長(平舘幸雄君) 藤井修一君。 ◆21番(藤井修一君) 総務費に関連いたしまして、先ほどの一般質問の中でも市町村の合併についていろいろ議論がなされております。そこで、私も若干合併についてひもといてみますと、明治21年には7万1314自治体があったのが、明治のいわゆる大合併ということで明治22年には1万5859に減っているわけでございます。こういう形で新しい日本の国ができ上がっていったわけでございます。そして、昭和の大合併ということで、28年には9868自治体あったのが、いわゆる3年後の昭和31年に合併されますと4668自治体になったと。ここで、我々釜石市も昭和30年には1市4町村の合併によって現在の釜石ができてきたと、こういう形でございます。その幾多の変遷を経ながら、平成15年の4月までで全国では3190自治体になっております。 こういう状況の中で、我々の釜石の広域の中で特に大槌町との合併がなぜ進まないのかと。これはやはりいつの合併のときでも2年ぐらいの大体時間によって合併されてきているわけですから、賛否両論はいろいろあろうかと思いますが、我々釜石もこれからどのような形で生きていくかと、こういうことを考えれば、当然大槌町の合併が急務かと、こういうふうに思いますので、市長さんがいろいろお話しされている中では、なかなか相手が乗ってこないというように聞きますので、私はそうじゃなく、我々の方で気持ちを大きく持って、大槌さんの気持ちを考えてやるならば、いわゆる弟なり妹の気持ちをかばってやるんだと、兄貴となってやれば、これは解決するのではないかと、こういうふうに考えますので、市長さんは今後残された期間とはいいながらも、どのような形で進めていくのか、再度御意見をお聞きしたいと思います。 また、あわせて先般商工会議所の方でこういう冊子が出て、新聞等々にも出ておりますが、この中のいろんな青年会議所は会議所の中の考え方が出ているようですが、これを見た感想を含めてお願いいたします。 ○議長(平舘幸雄君) 市長。 ◎市長(小沢和夫君) 一応、合併問題につきまして、大槌と同一経済圏であるということで話を進めてまいりました。そういう中で、やはり大槌町さんもいろいろと、7割ぐらいの町民が反対しているというような、合併について。ですから、なかなかいかないよという話は聞いておるわけでございまして、どうしても合併を推進していくためには、やはり市民、町民の機運を盛り上げていくことが大事ではなかろうかと、そのように考えております。そして、そういう中で合併を進めていくことが一番大事なのではないかというふうに考えております。 それから、その冊子につきまして読ませていただきました。確かに、広大な面積で10万以上の人口メリットというような話も出ておりますけれども、その中でやはり今組み合わせをしているところがございます。例えば、遠野市さんと宮守村さん、あるいは住田町さんは自立という考え方をもう打ち出しておる状況でございますので、そういう中でやはり広域的に話を進めていくためには、広域行政というものをもっともっと大きく広げていって、初めてそれから合併になってくるんではないかと思っているところでございます。その意味におきまして、沿岸南部のごみ処理をしておるわけでございますので、御了承願いたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 藤井修一君。 ◆21番(藤井修一君) それで、大槌さんの確かにそういうアンケート等は出ております。そこで、我々も広域で進めるためにいろんな経過で努力されてきた経過はあるわけですね。消防の統廃合のときにも、いろんな形で苦労しながら、相手がなかなかこっちを向かなかったのを、向いてもらって一緒になったと、こういう経過。また、今言いましたごみ問題、またはし尿処理の問題、いろいろ一緒にやっているわけです。 ただ、いろいろ大槌さんに言わせると、あと何百メートルも離れていないんだけれども距離が遠いと、こういう形でよくいろいろお話しされる経過があるわけですが、その部分はいわゆる使用料の部分だと思うんですよ。大槌さんは、どうしても遠くなると使用料が多くなりますよ、ですから我々釜石サイドではそれは応分に見てやれと、それをやっていかないと火葬場の失敗が繰り返されると、こう思うんですよ。大槌町さんでもこれから大変、今火葬場問題で苦労しているようですが、釜石において当時は一緒にやろうとしたんですが、できなかった経過があるわけです。あのときにいろんな形で使用料の形が出てきたし、分担金の問題も出てきております。今後、当然予測されるし尿処理場についての分担金等々の問題も出てくるやに私は思うわけであります。ですから、いち早く我々は一緒にやる場合は、相手の気持ちになってこっちで支えてやるというのも一つの方法かと思うんですが、その辺はいかがですか。 ○議長(平舘幸雄君) 市長。 ◎市長(小沢和夫君) 使用料の問題と分担金の問題が今お話しされて、それを釜石で面倒見てやれというようなお話でございますけれども、なかなかそれぞれの関係からいきますと、やっぱり分担金の中で人口割とか、そういう意味で均等割とか、そういう形で定まって、合意を得て、そういうように話を進めておるものですから、まけてやれということは大変なかなか難しいのかなと思っています。 いずれにつきましても、今合併についてやはり距離が遠いというようなことでございますけれども、いずれ先般にも議員の方々から、大槌町会議員さんから聞きますと、やはり何としても交通渋滞の問題をいち早く解消しなければだめですよというようなお話も承っておりますものですから、何とかこの交通渋滞対策を三国に早目にお願いして交通渋滞をなくしたいなということで、今大変交通、買収し、道路にかかわる土地の買収をやっておる状況でございます。一日も早く着工を目指すような方向で考えていきたいと思っていますので、御了承願いたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 藤井修一君。 ◆21番(藤井修一君) 私は全部まけろということじゃなくて、そういう気持ちで接してやると相手は心を開くと、こういうように思います。最近、一般質問の中でもいろいろな形で相思相愛の話もいろいろ出ていましたので、やっぱりこっちの方から手を差し伸べないと、なかなか来にくいものだと、こういうふうに考えます。ですから、市長さんがやっぱり、今同僚議員からも話したように、この4年間に小沢市長のカラーが出るのは、当然ここの力を発揮しますと、黙っていてもカラーが出ると思うんですよ。これが市長さんがよく言っている、三陸の拠点都市、いわゆる10万クラスになる第一条件が大槌町さんだと思うんですよ。それをクリアすることによって、次のステップになって10万都市になっていくと、私はこういうふうに思うわけですから、この気持ちを、この理念を忘れないで進めると必ず、あと残された期間は短いですが、進むものと、私はそういうふうに思いますので、市長さんも努力することをお願いして、終わります。 ○議長(平舘幸雄君) 佐々木義昭君。 ◆15番(佐々木義昭君) 総務費に関連しまして、行革の一環として1つ確認と質問をさせていただきます。 2年半ほど前の6月の定例議会におきまして、私は議員から出される、まず各地域の諸問題、あるいは提案に対しまして、当局の答弁の多くが検討いたしますとか、前向きに考えますという玉虫色の回答で、その貴重な議員の提案が多く埋もれているということから、その提言の検討結果、あるいはその進捗状況がどうなっているのか、必ず報告するようにお願いを申し上げた経緯がありますが、総務の方ではこの点は存じ上げていると思いますが、まずその辺の確認をしたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 総務課長。 ◎総務課長(前川公二君) お答えいたします。 議会等で質問等をされまして、今後検討をしたいという答弁をした内容につきまして、議員さんの御提言のとおり、昨年の12月の定例会前に、平成12年の9月から14年6月議会までの分の検討結果、それからその後の処理状況等を一覧にしたものを昨年12月の議会前に提供してございます。承知してございます。 ○議長(平舘幸雄君) 佐々木義昭君。 ◆15番(佐々木義昭君) いずれにしましても、今言うように、9月に出すということでございますので、お願いしたいと思いますが、前回検討事項一覧表、これを見ますと、実施済みが約3割、検討継続が6割、残り1割が実施しないと。その理由と説明を付して出していただいております。前回は本当にすぐ対応していただいたということに対して感謝申し上げた記憶は、私もはっきり覚えております。まだまだ検討継続が多く、当局には大変御迷惑かけると思いますが、私たちにとりましても市民に対する説明責任、情報提供という責任は果たすという意味においては大変意義のある資料だと思います。今後は、まずその辺を踏まえて根気よく続けてやっていただきたいなと思います。 また、僣越でございますが、新しい議員の方々にとりましても、この一覧集計はほかの議員の政策提言が大変多く盛り込まれておりますので、これからの議員活動にも大変役立つものと思いますので、もし配付していただければ大変幸いだなと思いまして、以上、私の質問を終わります。 ○議長(平舘幸雄君) 総務課長。 ◎総務課長(前川公二君) 検討事項の一覧につきましては、昨年は6月という年度半ばでの資料の提供でございましたけれども、今後は3月議会までの分を取りまとめたものを9月の決算議会前に定期的にですね…定期的といいますか、毎年議員の皆さんの方に提供するという方向で作業を進めていますので、御了解願いたいと思います。 (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 細田孝子君。いいですか、さっき挙手してやったっけ。 第2款の質疑を終わります。 第3款民生費の質疑を許します。 川崎勇一君。 ◆14番(川崎勇一君) 民生費の生活保護費、これは扶助費に2億円ほどの補正が計上されているわけです。当初の予算からすれば、大変金額的に大きいわけでありまして、こういったところの事情について伺っておきたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(似田貝茂君) お答えいたします。 今回、生活保護費の補正でございますけれども、平成14年度に、経済状況が低迷している関係で生活保護を開始したケースが59ケースございます。保護を廃止したケースも20世帯ございますけれども、ふえております。それから、平成15年度には11月末まで44世帯の保護を開始しております。 こういった状況にございまして、保護世帯がふえているということと、もう一つは医療扶助ですね、こちらの方が平成14年度の医療扶助の総額が約2億9000万円ぐらいになってございます。ところが、平成15年度の10月末までに2億1900万円を支出している状況にございまして、平成14年度の総額と比べまして、もう既に74%を支出していると、そういった状況にございまして、予想以上に生活保護世帯がふえているということと、医療費の増加が多いということでございます。医療費の増加につきましては、特に入院世帯が多くなっているということで、昨年の10月で見ますと入院した人数が51人でございますけれども、ことしの10月は67人ということで、特にも入院が多いということでございます。 以上でございます。 ○議長(平舘幸雄君) 川崎勇一君。 ◆14番(川崎勇一君) この扶助制度事業というのは、要するに国のそうした憲法によって国民の最低限の生活を保障するということの制度なわけでありますが、要するに物品、あるいは金品での扶助ということも大変これはもちろん大事なことでありますが、特にも自立の支援ということについて、これまた大変今後のことを考えれば重要な観点だろうと、問題だろうと思うわけでありますが、現状においてこうした自立支援に対する取り組みというのがどのようになっているのか、その辺を伺っておきたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(似田貝茂君) お答えいたします。 生活保護は生活に困窮する世帯の健康で文化的な最低生活を維持するということで保護があるわけですけれども、それに対しまして、生活保護を受けている方の義務もございます。例えば、勤労に努めて、生活の維持向上に努めると、そういった義務もございます。そういった中で、これまでハローワーク等、関係機関との協力によりまして生活保護世帯の自立ですか、そういったものの助長に努めてはございます。それから、生活保護の中に技能習得する場合、そういった場合に技能習得費とか、またあとは自営を営む人のための生業扶助とか、それから新たに就職が決まった人に対する就職支度費とか、そういった扶助もございますので、そういったものを活用しながら自立助長を図っているということでございます。 以上でございます。 ○議長(平舘幸雄君) 川崎勇一君。 ◆14番(川崎勇一君) 実は国の、要するに三位一体改革の中で国の今予算編成に当たっても、この生活保護費の事業について負担率等々で大変議論が展開されているわけであります。いずれ国のこうした補助事業は国に移譲されてくるでしょうという等々を想定すれば、今後こうした事業に対するそれぞれの自治体の取り組みというのが大変重要な課題になってくると思うんです。今後のそうした市が、自治体が移譲された場合の取り組み方、方向性として、どのような考え方を持っておられるのか、この辺をお尋ねして、終わります。 ○議長(平舘幸雄君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(似田貝茂君) お答えいたします。 三位一体の改革ということで、生活保護費の国庫負担金でございますけれども、4分の3から3分の2にすると、そういう話もございましたけれども、先送りということになってはおりますけれども、将来的にそういった話が出てくるかなとは思っております。そういった中で、これまでも生活保護を決定するに当たって、先ほどお話ししました自立助長とあわせて、適正な保護をするという意味で、家庭訪問による調査とか、それから預貯金の調査とか、保険、資産調査とか、また扶養調査に医療調査、そういったものをこれまでやってきておりますけれども、今後さらに財政上厳しくなるかとも予想されますので、今後ますます厳正にそういった調査をするということと、生活保護を受けている方の自立ができるように、さらに指導をしていくと、そういったことで対応したいと思っております。 以上でございます。 ○議長(平舘幸雄君) そのほかございませんか。 第3款の質疑を終わります。 暫時休憩いたします。                午後3時5分休憩---------------------------------------                午後3時30分再開 ○議長(平舘幸雄君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。休憩前に引き続き、平成15年度釜石市一般会計補正予算(第7号)、歳出の質疑を続行いたします。 第4款衛生費の質疑を許します。 細田孝子君。 ◆5番(細田孝子君) 30ページの予防費についてお伺いいたします。 この中のインフルエンザ予防接種委託料 251万5000円は、65歳以上の方の接種の委託料かと思いますが、現在この補助を受けられる対象の人数と、接種されている人数を教えていただきたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(佐藤恵寿君) お答えいたします。 この高齢者のインフルエンザ予防接種は平成13年度から始まりまして、予防接種法に基づいて行われておるわけですけれども、平成13年度は対象者が1万2673人で、接種者は5330人、接種率で42.1%となっております。また、昨年度、14年度は対象者が1万3160人で、接種者は6365人とふえてきておりまして、48.3%となっております。今年度は対象者が1万3364人で、予防接種は10月15日からきょうまでやっていますので、今年度の接種人数はまだ出ておりませんけれども、これまで供給したワクチンから推計しまして、7000人以上が受けているんじゃないかなと思います。7000人が接種しているとすれば、接種率は52%を超えるものとなっております。 ○議長(平舘幸雄君) 細田孝子君。 ◆5番(細田孝子君) 半分以上の方が接種するようになられたということでしたが、ことしもそろそろインフルエンザがはやる時期になってまいりました。ことし初めには世界じゅうの人々を脅かした新型肺炎SARSもはやりましたが、今シーズンに入って既に1人海外で発生しております。このSARSの初期症状がインフルエンザに似ているということから、区別するためにも、ことしは予防接種の呼びかけが前年度よりもされているように思われます。 例えば、ある病院では関係者には全員接種をさせたところもあるようですし、釜石市内の病院の先生方も接種の呼びかけをされていると聞いています。インフルエンザの予防接種は10年前までは小学校、中学校での集団接種が行われておりました。先ほどもお話がありましたが、予防接種法が変わりまして、インフルエンザについては任意接種ということになりましたが、その理由としては、副作用が出たときの国の責任問題やら、また余り効き目がなく意味がないという理由からと伺いました。 そこで、提案ですが、市として任意接種という形で学校で希望者が接種できるようにはならないものでしょうか。現在、接種させるためには学校を早退させたり、また土曜日もあいている個人病院を利用したりと、皆さん工夫されていると思います。また、中には病院に連れていく時間がとれなくて、接種したくてもできないという方もいらっしゃると思います。また、受験生にとっては大事な受験の時期が、そのはやる時期に重なるということもあって、集団発生になると学習にも影響を及ぼすということも予想されます。やはりこの提案が実現されれば、本当に助かる方はたくさんいらっしゃるんじゃないかなと思います。 また、ワクチンについてですが、1本が1人というわけではなくて、1本で大人2人分になります。また、そのワクチンはその日のうちに使用しなければならないため、結構むだに捨てる分があると聞きました。そのワクチンのむだを最小限にするためにも、市としてぜひ実現していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(平舘幸雄君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(佐藤恵寿君) 学校での集団予防接種は平成6年10月の予防接種法の改正までは小・中学校、幼稚園で実施しておりましたが、その平成6年の改正によりまして任意接種となりまして、各医療機関で接種するというふうに変わりました。ただ、今議員さんおっしゃるとおり、子供さんたちを持つ親御さんからのそういう接種する希望があれば、今の予防接種法上では集団接種という形ではできませんけれども、学校の協力とかを得まして、任意の予防接種を学校を会場にして行うとか、あるいは学校の協力が得られれば、希望する方々を校医の先生とか、そういう方に、設備の整った医療機関の方で一緒に行って接種するとか、そういった方策、県内でやっているところはないわけですけれども、そういう方法がとれるかどうか、教育委員会の方の関係の方と協議してみたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 細田孝子君。 ◆5番(細田孝子君) ぜひ関係者の皆さんと御検討の上、実現に向けて頑張っていただきたいと思います。質問を終わります。 ○議長(平舘幸雄君) 菊池孝君。 ◆11番(菊池孝君) 私の方からは、清掃工場運転経費に関連いたしまして、一般質問でもごみ処理の問題をしたわけでありますが、ごみはこの1年間でかなり減量化が、またリサイクル化が進められているということは一般質問の中でも答弁の中であるわけですが、今問題はこの生ごみですね。生ごみの収集、それから運搬、そして溶融炉でいろんな影響があると思うんですけれども、そういう点でのそういう影響をどのように考えているのかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 清掃事務所長。 ◎清掃事務所長(臼澤良一君) お答えいたします。 これは釜石に限ったことではないんですが、生ごみの含水率が約80%ぐらいということが結果として出ております。このことは各家庭でよく水切りをしていただければ、ごみの排出量が大幅に減量される、そういうことを予想しております。炉に対する影響でございますけれども、やっぱり生ごみが大量に入った場合には、当然炉内のカロリーが低下するわけでございますので、カロリーアップのために溶融炉であればコークス、それからその他の処理方式であれば灯油などを用いて、炉内のカロリーを上げなければならない、そういうことが行われます。やはり水切りをよくするということは、これはとりもなおさずごみの減量化にも結びつきますので、先日市民の方々を対象にして環境講座を開催させていただきまして、そういう講座などでも水切りの徹底について呼びかけている、そういうところでございます。 ○議長(平舘幸雄君) 菊池孝君。 ◆11番(菊池孝君) 生ごみは自然に返るものでありますし、今のように収集、運搬を含みまして、炉の方でも大変影響があるということでありますけれども、自然に返るということで、お隣の大槌では生ごみ処理機に補助金を確か3万円限度で出しているようなんですが、そういう点では生ごみを少なくするという観点で、今所長のお話にもありましたけれども、家庭での努力も確かにそうなんですが、私も生ごみ処理機を持っているんですけれども、これの普及ということは今は全国的にも行われているようでありまして、その辺の…ごみ広域処理検討協議会の中でも、計画書の中にはこれを取り入れてごみを減らしていくということはあるようですけれども、その辺での当市としてですが、検討があるのかどうかをお伺いしたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 清掃事務所長。 ◎清掃事務所長(臼澤良一君) お答えいたします。 生ごみ処理機につきましては、やはり設置したことによりましてごみの減量化が都市部とか農山漁村部、そういうところでは若干異なってこようかと、そのように考えております。やはり県内各地においても、これは13年度のデータでございますが、生ごみ処理機を設置して、その費用を助成しているところが県内58市町村の中では約6割、それから助成していないところが約4割でございます。先月、清掃事務所の方で県内12市にアンケート調査を実施してみました。その結果をお話し申し上げますと、ごみの減量化が図られて、市民の意識の改革が図られたという、そういう意見がある一方、電気料がかかって手入れが大変だということと、あとそれから年々購入者数も減少しているということで、助成しているところの中でも、その効果を疑問視するという、そういう意見が根強くあるという実態でございます。 先ほども申しましたが、ごみの減量化については、それはもちろんでございますけれども、やはりリサイクルの推進、そういうことにつきましては市民の方々の意識の醸成が最も根幹をなすものであると考えます。さらに、各家庭の生活形態等々に合わせまして資源循環に取り組む必要があろうかと存じます。今後も清掃事務所といたしましては、ごみ座談会、それから先ほども申しました環境学習、それからいろんなメディアを通じまして意識の啓発を図ってまいりたいと、そのように考えておりますので、御了解願いたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 菊池孝君。 ◆11番(菊池孝君) ごみ処理機は効果が余り出ないということと、電気代がかかるということのようでありますが、私も実際使っていて、その処理した部分については庭の方にまくようにしているんですけれども、なるたけ生ごみは出さないようにという観点でやっているんですが、今のようなお話ですと、難しいということになろうかと思います。ただ、ごみ広域処理検討協議会の計画書の中にはあるんですけれども、ごみ減量化を図っていくということで、多分そういう観点だと思うんですが、その協議会の方では今後そういう点では計画書どおりに進めていくのかどうか、最後にそのことをお伺いしたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 清掃事務所長。 ◎清掃事務所長(臼澤良一君) 協議会としてどのような減量化を図るということの御質問だと思いますけれども、現在国の方では平成9年度をベースにして、平成22年度にはその5%を削減しなさいという、そういう目標値が定められてございます。今、広域の中で推進室が一生懸命それに対して、平成22年度を目指したごみ減量化の予測をしております。しかしながら、来年4月から小型焼却炉が家庭で野焼きが禁止されますので、そういう一方ではごみの増加の要因が多い中で、平成22年度を目指してどの程度減量化が図られるか、今一生懸命資料等を集めて、検討している最中でございます。
    ○議長(平舘幸雄君) 第4款の質疑を終わります。 第5款労働費の質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 第5款の質疑を終わります。 第6款農林水産業費の質疑を許します。 小笠原多子男君。 ◆16番(小笠原多子男君) 農林水産業費に関連して、農林水産振興全般にわたってと、あと林業と漁業についてお尋ねしたいと、こう思うんです。 一般質問で1時間、ほとんど経済部長とやりとりがあったわけですけれども、今議会ほど1次産業の振興・支援が訴えられた議会が私はなかったと、このように思うわけです。そこで、市長と助役から、盛んに行われた1次産業の振興について、感想なり、決意なりをお願いしたいと、まずそのように思います。 それから、一般質問のときにもお尋ねしているわけですが、間伐の促進、あるいは有効利用ということで、三陸町ではないが、住田町ですか、三陸ランバーには有料で売っているということであります。今までも三陸町に集成材工場ですか、杉の、そういう工場ができれば間伐も売れる、そのように言われてきた、そして今回も、そのように今度できたから有料で売っているということですが、どのぐらい、運搬費もかかるわけですから、実際は山林所有者にどのぐらい入ってくるのか、実際入っているのか、それをお聞きしたいと、そのように思います。 それから、毎回、前に私はサンロックについては批判なり反対をしてきた経緯があるわけです。今議会においては、そのサンロックの役割が大変強調されておったわけですが、そういう中で私はどうしても水産振興、振興と言いながら、余り水産振興にもならないようなことが農林水産振興として、ここで力説されているように思うわけです。 これはこれからの本当に行政を見ていくときに、あるいは市長が言う、そういう言葉上だけでなくて、本当に真剣に考えていただきたいから申し上げるわけですけれども、例えばチョウザメからとれるキャビアですか、この前もいろいろ報道等もされて、この議会も取り上げられているわけですが、このキャビアを1キロとるためにはどのぐらいの親というか、成魚というのが必要なのか。そして、それが2トンという話になってくるわけですが、その2トンとるためには、果たしてこの釜石で…今釜石では多分製鐵所の構内で1カ所か2カ所、あるいは本当に試験的に行っている方が1人か2人いるようですけれども、あとほとんどは県北の方の金田一なり渋民で生産、養殖されていると、こういうことですよね。 ですから、私は本当に釜石の水産振興を訴えるならば、釜石で生産すべきだという、前にも申し上げてきた。ところが、釜石の中では製鐵所の中でしかやられていない。今回も製鐵所の中番庫に何か水槽をつくっているようですけれども、私は本当に水産振興を図っていくなら、こういう有効な土地ではなくて、いつまた別なことで壊されなければならない、私はこの中番庫を釜石の商店街の振興のために、この前…以前の議会のとき申し上げたときは、それはできないんだと、こういう話でした。ところが、これはできるわけですよ。私はそういうことも含めて、本当に釜石のためにはこれでいいのかと。本当に釜石に河川はあるわけですし、そういうところに本当に進めていってこそ、本当の意味の水産振興につながると、このように思うわけです。この点についてまずお尋ねしたい、このように思います。この3点について。 ○議長(平舘幸雄君) 市長。 ◎市長(小沢和夫君) 先般の小笠原議員の一般質問を聞いていまして、非常に第1次産業は大事であるということはしみじみと感じておりますし、やはり育成強化等を図っていかなければならないと思っていますし、そしてそれと同時にやはり地産地消というものもやっていかなければいけない。量販店の方にも売りに出ていくとか、そういう方向性も見出していきたいなと、そして産直にも力を入れていきたいと思っているところでございます。 ○議長(平舘幸雄君) 助役。 ◎助役(高田直和君) 私も市長と同じように、第1産業、大変重要な産業の一つの柱として大事にしていかなければならないと思っています。いろんなものをつくって、それをちゃんと売って、ちゃんとそれでもうける、その流通ですとか、商売に乗せるとか、あるいは今議会の中でもいろいろお話が出ていましたけれども、例えば観光と組み合わせて、もっと付加価値の高い農業といいますか、それを取り巻く環境をつくっていくと、そういうことが大事だろうと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 農林課長。 ◎農林課長(佐々木裕一君) 三陸ランバーに材料を持っていった場合に生産者にどのぐらい残るのかという質問でございますが、三陸ランバーは4月から操業を始めまして、釜石に割り当てられるのが2000立米、これをことし搬出する予定でございます。それで、1立米当たり1万2600円で購入するということでございます。そして、森林組合に係る経費、丸太の造材、それから運搬費、それらが1万円弱でございます。そして、それを差っ引きで生産者に残るのが2600円ほど。そして、間伐するのにその補助事業を導入した場合 900円から1000円、それに上乗せになろうということでございますので、3500円ぐらい1立米当たり生産者に戻るということになります。 ただ、山もいろいろございまして、奥地から索道で出したり、または林道がしっかり通っている場所からすぐ大型トレーラーで運んだ場合とではかなりやっぱり違ってございます。今、私が申したのは比較的搬出しやすい林道、作業道、そういったところから搬出した場合の経費でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 水産課長。 ◎水産課長(岡崎貞夫君) 私からはキャビアの生産体制、それからサンロックのチョウザメと漁業振興とのかかわりについての御質問にお答えいたします。 現在のサンロックのキャビアの生産体制ですが、稚魚についてはサンロックで生産しまして、県内を初め全国の養殖業者の方へ販売しております。このうち県内の玉山村にある養殖業者に出荷されたチョウザメにつきましては、そこで3年ほど養殖された後、サンロックが買い取り、釜石で雌だけを養殖して、早いもので5年、生まれてから通算で8年で卵を持つようになります。これから成熟したものを選んで、採卵して、キャビアを生産するという流れになっております。 1尾の親から卵がどれぐらいとれるかということですが、1尾の親の体重の10%が卵になるということで、そこからキャビアをつくると。したがいまして、キャビア1キロということをつくるとなると、親は10キロものということになります。 あと、2トン体制になった場合にはどうかということでしたけれども、現在キャビアをつくるためのチョウザメ、いろんな種類がありますけれども、サンロックで今多く飼っているのがベステルという種類のチョウザメでございまして、これをもとに計算しますと、2トンのキャビアをつくるためには1740尾のベステルというチョウザメが必要になるということです。 あとは、漁業振興とのかかわりにつきましてですけれども、チョウザメ養殖は現在のところ、直接的に漁業の振興にはつながっているということはなかなか難しいと思いますが、チョウザメ養殖並びにこの親からとれますキャビアの生産が本格化すれば、サンロックの経営を安定させることになりますし、ひいては漁業関係者が実施しておりますマツカワ養殖の経営の面で、提供する稚魚の単価などの面で好影響が及ぼされるのではないかなというふうにも考えられます。結果的に、それが漁業振興の一助になるというふうに考えてございますので御理解いただきたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 小笠原多子男君。 ◆16番(小笠原多子男君) 今、市長と助役から御答弁をいただきました。私も1次産業に身を置く者として、農業をしている者として、この市長と助役の答弁、大変いろいろ行政の中に生かしていただければすばらしいことだと、このように思います。まず、本当にそれを言ったことを実践していただきたいと、このように思うところです。 それから、私はどうしてこのサンロック、そのチョウザメのことについても前から反対したり意見を申しているかというのは、今まで何回も何回も補助をしてきているわけですよね。そして、今だからといって、まだ補助をしなくてもいいという段階だかどうかもわからないわけですよ。そして、先日の質問等に対しての答弁を聞いていますと、両方合わせて売上高で三千五、六百万円かな、計算ちょっと思うにね。その程度は厳しい農業なりをやっている方でも、すぐというわけじゃないですけれども、できるわけですよ。やっているわけですよ、実際ね。そういう中で、何年かかったのかね。そういう中で、毎回毎回補助して、しかも釜石では養殖していないと。こういう状況で、私は、だから水産振興と言いながら、本来は水産…メンツにかかわって、だからそういうことにいつまでも金を使っていくんだと、本当に身になる水産振興に私は金を使っていただきたいものだと、こういう立場からであります。 それから、地産地消で市長も言われましたが、これは次の商工費とも関連するわけです。というのは、私は…私だけではないわけですが、今大渡橋わきで行われている路上朝市の話をしてきました。必要性を訴えてきたわけです。私はぜひともあそこでなければならないということを言っているわけではないんです。消費者ニーズがあれば、生産者はどこでも行くわけです。ところが、今のところあそこが一番いいわけですよ、実際問題ね。だから、あそこで違法だと言われながらも、今は整然と日曜日以外はやっているようですね。ですから、私はいつまでも違法だとか何とかと言わないで、本当に地産地消のために、釜石の活性化のためには、態度を、考え方を改めるべきだ、このように思うんです。 私は何でこう言うかというのは、農業をやっていたり漁業をやっている方々は毎日来ているわけではないんです。お盆のときとか、今度年末の正月のときとか、このとき、あるいは節句、彼岸とかいる、そういう時期時期に来る人がもう多いわけです。ただ、毎日来ている人も必要なわけですよ。毎日来ている人も路上でやっている、そうでないと毎日あるかないかわからないわけですから。ですから、私は持続的にあそこで路上なり、何かできることが必要だから、あるいは毎日やっている、路上でやるのはうまくないのかもしれませんけれども、そういうのも必要なんだと、そういう意味から、ぜひともあそこでもなくてもいいわけですから、本当に真剣になって当局で考えていただきたいものだと、このように思うんです。 それから、間伐の促進のためにはもちろん、これは補助を出したからといって間伐がそんなに簡単に進むものではないと思うんですよ。苦労して育てた林業者の皆さんに本当に返ってこない限り、これはなかなか進みませんよ。私も実際それをしている者として、間伐の必要性はわかります。だけれども、山に切ったものを投げると、これは本当に、それに携わっている者でなければわからないわけですよ。ですから、私は三陸の住田町にあれができれば林業振興になる、今度はランバーができれば振興になる、こういうことを訴えて答弁いただいているわけですが、実際問題は、先ほど答弁をいただいた程度なわけですよ。ですから、私はその住田町につくっているようなものを、確かに住田町は雇用もありますよ。雇用はできているわけでしょうけれども、釜石にはないんです。ですから、私はあれと集成材とか、そういったものをぜひ釜石であってほしいと。それが持続的にできるものなんです。だから、私は二、三この提案を提起しているわけです。御答弁をいただきたいと、このように思うんです。 ○議長(平舘幸雄君) 経済部長。 ◎経済部長(佐野善次君) 今、いろいろと御指摘いただきましたけれども、今回の議会では1次産業の振興という面ではいろんな意見なり御提言なりいただきました。我々もそれをもとに、今後とも続けていきたいと思っております。 先ほどのサンロックの関係でございますけれども、これについては漁業振興になっていないんじゃないかということでございますけれども、我々としては今各漁協でやっているワカメとかホタテ、これがなかなか輸入物が入ってきて価格が低迷してきたと、そういったことで、それに続く養殖業種というのは何かということで、我々としてマツカワだと、そういったことで今進めているものでございます。これについては、例えば東部漁協とか一生懸命やっていまして、先日なんかは浜の朝市でも大変好評だったと私も伺っております。ぜひ、そういった意味では今後とも漁業振興になるように取り組んでまいりたいと思っております。 それから、集成材の関係でございますけれども、これにつきましては今の総合計画の中に、実は釜石地方への集成材の工場の設置が掲載されております。この関係は、二、三年前に1回ちょっと浮上しまして検討した経過もございます。先日御答弁しました、森林・林業を考える会でも、この件については要望なり出ていますので、我々サイドとしてもこれらをいろいろと勉強してみたいと、検討してみたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 路上朝市の関係ですけれども、これにつきましては今現在も何軒か朝、店を開いている方がおります。これについては、前にも答弁しましたけれども、道路法の関係でどうしてもクリアできない部分があるというふうなことで、何とかその辺どこか別な場所で商売ができないかなということで検討をした経過がございます。これについては、何とかそういった法律の趣旨を御理解いただきたいなと思っております。 以上です。 ○議長(平舘幸雄君) 小笠原多子男君。 ◆16番(小笠原多子男君) いずれにしろ、釜石の振興のためには必要なわけですから、頑張っていただきたいと、このように思うんです。 今の道路使用上の問題があるとかという話ですが、これは大船渡でも高田でもどこでも、定期的に何の市とか、十の市とか、九の市とか、大迫でもやっていますよ。この釜石の場合は何十年とやってきたんです。ところが、急に道路法が改正されたわけでもないと思うんですけれども。ですから、本気に地産地消、釜石の振興を考えるなら、そんな理由にならない理由を出して、一回言ったからと、メンツとかそういうものでなくて、そういう立場に立ち返って私は決断してほしい。これがいわゆる民間思考とか何だかんだ言われている中で一番必要なことだと、このように思うんです。私はそのように思いますよ。ぜひそういう方向で検討されたいと。これは市長がうんと言わない限りだめなわけですから、ぜひそういう方向で御答弁いただきたい。 ○議長(平舘幸雄君) 市長。 ◎市長(小沢和夫君) 一応、2月に使えませんよということで、前の市長が決断したようでございます。それで、その中でやはり我々も中身をどういう形でいくのか、今その辺を、河川改修とあわせて考えていかなければならないなというふうに考えております。大渡橋が改修になりますと、河川改修が出てまいります。そういう中でどういう位置づけができるのか、その辺を含めて検討させていただきたいと思っているところです。 ○議長(平舘幸雄君) 川崎勇一君。 ◆14番(川崎勇一君) 水産振興費の農業共済掛金補助金69万4000円ほど掲載されているわけですけれども、この内容について伺いたいと思います。 それから、もう一つは、市の管理漁港における漁船と、それからプレジャーボート等の間の何かトラブルまがいの、そういった声が聞かれるわけでありますけれども、水産課としてどのように把握されているのか。この2点、お尋ねしたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 水産課長。 ◎水産課長(岡崎貞夫君) 漁業共済と漁港におけるプレジャーボート、漁船とのトラブルについての御質問にお答えします。 まず、共済費の増額でございますけれども、これはホタテの共済について、釜石湾漁協、それから唐丹漁協、計 167件の加入増があったと、これに基づいた金額の増になってございます。 それから、漁港におけますプレジャーボートと漁船とのトラブルということでございますが、現在のところ、市の方に特に大きなトラブルという話は聞いてございません。この件に関しましては、漁港漁場整備法という法律が改正されまして、県営漁港につきましては漁港内にプレジャーボート等の船舶、漁船以外の船ですけれども、これを係留する施設を指定しまして、料金を取って係留させるということになりました。市の管内の市の漁港につきましては、そういった区域はまだ設けてございません。 以上でございます。 ○議長(平舘幸雄君) 川崎勇一君。 ◆14番(川崎勇一君) 実は、結構全国的に話題になったわけでありますけれども、これは海の関係ですが、大型のエチゼンクラゲ、特にこれは定置網漁業者において、当市においても東部、あるいは唐丹漁協等々、定置網があるわけですけれども、大変大きな被害を受けているというふうに聞いております。これについては県も県内の33ある漁協について調査を始めると、こういう考えのようであります。当市における、その実態をどのように考えておられるのか、その辺をお尋ねしたいと思います。 それから、もう1点、プレジャーボートのかかわりですが、トラブルが見えないと、こういうことのようですけれども、私が聞くところでは決してそうではない。特に、現に現地も現場も見て歩いたわけですけれども、プレジャーボートが係留されている。これは先ほど課長がお答えしたように、昨年県が県の管理する漁港についての許可制度をスタートさせた。恐らく、そのことに伴って、そうした県営漁港から市の管理漁港にシフトしたんではないのかなと、こういったことも考えられるわけであります。また、市についてはそうした料金等々についての設定するなどの、そういう規定も設けてありません。こういった等々を考えれば、私は県と一体的なそうした取り組みをスタートさせる必要があるんではないのかなと。 もちろん、これはそうしたプレジャーボート等々を持っておられる方々、すみ分けをきちっとさせて、節度のある、そうした問題を起こさないような、そういう対応をする必要がある。県がスタートしたのは、昨年スタートさせたのは、そこにあるわけですから、市としてもそういう取り組みをする必要があるんではないか、このように考えるわけですが、その点についてお尋ねします。 ○議長(平舘幸雄君) 水産課長。 ◎水産課長(岡崎貞夫君) まず、エチゼンクラゲの状況につきましてお答えさせていただきます。 エチゼンクラゲにつきましては、昨年からことしにかけまして大量に発生しまして、秋サケを中心とします定置網の方にいろいろ影響が出ております。具体的にはクラゲの除去作業の方に多くの労力と時間を要したり、あるいはサケの商品価値が低下するなどの被害を及ぼしております。エチゼンクラゲはもともと日本海を中心に生息しておりまして、昨年から津軽暖流が強くなったということで、三陸の方にもかなり大量に押し寄せているという状況でございます。このクラゲを除去するために、定置網を経営します漁協等におきましては、クラゲが入らないようないろいろな工夫、目の大きい網をつけたり、あるいは袋網と言われる、サケだけが入るようなものをつけたりとか、あるいはもう入ったものをポンプで吸い上げて刃物で切るとか、いろんな対策をやっておりますけれども、なかなかコストの面とか、うまく除去するとかという点で決定打というのがまだ見つかっていないという状況のようでございます。 これに対して、国・県におきましては、国は、このエチゼンクラゲの生態がかなり不明なところがあるということで、今後の発生の予報ができるかどうかも含めて調査に入るということですし、あと被害を受けた漁業者の方々に対して資金の貸し付けでいろいろと融通を図るとか、既に貸した方々に対して条件の緩和をするようにということで、金融機関の方には指導、通知を行っているという状況でございます。県におきましては、県内のクラゲの発生状況とか、いろんな対策の情報を収集しながら、こういったやり方があるとか、通知を漁業関係者の方々にやって、できる限りその被害を最小限にとどめようという対策に努めているという状況でございます。 市としても、市内の漁協、あるいは定置の乗組員の方々とかから、そういったクラゲの発生状況等を聞いておりますけれども、なかなか決定打が見つかっていない状況でございまして、対策に苦慮しているということでございます。現在はクラゲの発生も大分少なくなっておりますので、来年以降これが続くのかどうか、あるいは県内の状況、あるいは日本海の状況等も調査しながら、漁業者とも協議してまいりたいと思います。 それから、プレジャーボートの関係でございます。 これにつきましては、現在市の方ではそういった県に準じた許可制度ですか、というのは設けてございません。県内では市町村営の漁港が全部で80港ございますが、このうち山田町にある1漁港だけがこの制度を適用して実施しているということでございます。現在、市内の漁港に係留されておりますプレジャーボート数でございますが、全部で4港で9隻という内容、あるいは作業船が1港に2そう、合計で11そうという状況になってございます。 特に、先ほどトラブルは生じておらないということで答弁申し上げましたけれども、この辺もう少し実態の把握に努めますとともに、そういった山田町の制度の導入の結果とか、あるいはこの制度の効果、課題等を検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(平舘幸雄君) 川崎勇一君。 ◆14番(川崎勇一君) エチゼンクラゲについては、国もこれから検討と、県においてもそういう段階のようでございますので、ぜひそういう動向を踏まえながら、当市における漁業者の方々とよく協議をされて、あるいは相談に乗ってやる部分について、あるいは今後の対応等について取り組んでいただきたいということを申し上げますし、またプレジャーボート等々のかかわりについては、県が実態を把握している部分と必ずしも一致しているかどうか、今のお答え、若干疑問を感じた部分もないわけではありませんけれども、ぜひ節度のある、そうした漁港になるように、問題発生前にきちんとした対策をとっていただきたいということを申し上げます。 3回目ですけれども、林業部分について若干申し上げたいと思いますが、実は補正の中で林業に関しての予算計上もありませんので若干遠慮をしておりましたが、実は私、かねてから林業の活性化をさせるという意味において何らかの組織、プロジェクトの立ち上げはどうなんですかということをずっと申し上げてきました。機運の高まりを見て考えようと、考えたいと、こういう部長の答弁であったように私は記憶をしております。 その一歩前の釜石の森林・林業を考える会という会をスタートさせたようでありまして、人づくりを契機にして、実現、林業部分でいろいろと情報によりますと、当市においても集成材の工場を立ち上げようという、そういう民間の声もあるようでございますので、森林・林業を考える会の中でそうした民間の方々の熱意をぜひリードしていっていただいて、集成材の工場でもいいだろうし、あるいは未利用資源の1次産業、林業に関する、そうした未利用資源の活用等々についてぜひ模索をしてほしいと思います。もちろん、これは民間が一生懸命にならなければ、燃えなければならないわけですから、そういう意味での行政のリーダーシップも期待したいと思います。 以上です。終わります。 ○議長(平舘幸雄君) 両川敏之君。 ◆8番(両川敏之君) 私からも先ほど来小笠原議員が質問していました路上朝市の件、ちょっと私も大渡に住んでいる関係上、何度もこの件につきましてはこの議場の場で当局に、何とか弾力的に釜石の零細商業者を守る立場から物事を考えていただきたいと、そして決定していただきたい、その旨何度も口を酸っぱくして今まで話をしてまいりました。 これにつきましては、新しい小沢市長も選挙前に、この方々との懇談の席で、皆さんが何とか心配のないように、今の場所とは言わないけれども、いろいろ当局も検討して、皆さんの生活に支障のないようにやっていきたいと、こういうことでありました。それがきょうの経済部長のこういった、依然として旧態依然とした本当に役所的な答弁を聞きますと、大変憤りを覚えます。理由は道路使用許可の問題、この一点張りです。別な場所でやれるんじゃないかと若干検討はしてみました、それがどうなったのかも話をしていません。どうも釜石は民間、住民が一生懸命燃やしている火をお役所が次から次へと消している、そういうふうにしか見えませんよ。 確かに、大渡橋が新しくなれば景観はよくなります。見ばえはよくなります。だけれども、見ばえと市民の生活、暮らしは別なんです。今回の議会でも何度も出ています。他市に比べて釜石市民の年間所得がどんどん落ち込んでいる、こういったことに何とか対処していかなくちゃならないとけんけんごうごうやっているさなかに、こういった問題も全然前向きな答弁が出てこない。石川県の輪島なんていうところは、年がら年じゅう道路を使っているんですよ、市場でね。それで、また有名になって、観光客も行って、まちも潤っているわけです。そこまでではないにしろ、岩手県内でさえも、隣の大船渡、遠野、こういったところでも市場は路上を使用してやっているんですよ、市道を利用してね。 ましてや、釜石の場合は朝市ですから、午前5時ぐらいから大体10時か10時半には終わるんです。過去50年近くもあそこでやっているわけですよ。市民のある程度の台所になってきたんです。近くに青果市場もあります。青果市場で置いていないもの、あそこにあるということもあります。何で商業者が一生懸命やろうとしていることを役所の人間がつぶしにかかるんですか。どうしても許せないことじゃないんですよ、ほかの市町村でやっているんですからね。どうしたら今までどおり、あそこを使用させてやれるかというふうな観点に立って、あなたたちは仕事をしてもらわないと困りますね。 ニチイもなくなって、遠野、宮古はもう既にかわりのものがオープンしました。まちに従来どおりのにぎわいも戻ってきたそうです、新聞報道では。釜石だけですよ、何にもできていないのは。釜石だけが、一つ一つの問題が難しいんじゃないんです。どこの市町村でもかなり難しい問題を英知を絞ってクリアしてきているんですよ、そしてまちの活性化を目指しているんです。せっかく民間感覚を取り入れる新しい市長ができたのに、その部下たる部長さんたちが旧態依然とした公務員的な、お役所的な考え方ばかりで物事を判断している。これじゃ釜石はよくなるわけないんです、何回も申し上げますけれども。今度こそはこの市長によって釜石がいい方に向かうんだと思って、市民が期待しているわけですから、少しは部下のあなたたちも考え方を変えていただかなくちゃないんです。 あしたからすぐにでも、この路上を今までどおりに使用できるように、むしろもっともっとたくさんの人があそこへ行って、物を売って商いしなさいと、これぐらいの気持ちになって仕事をしていただかなくちゃどうしようもないですよ。お荷物の企業にばかりどんどんお金を助成して、こういった本当に一生懸命やっている小さな業者に対しては何でそんなに冷酷になるんですか。どこからそういう発想が生まれるんですか。だから、役所人間はだめだと一般的には言われるんですよ。とにかく、この路上朝市に関しましては近く…今も始まっていると思いますが、年末大売出し、盆市、市民もここを喜んでいるんですから、過去あの道路で交通事故がありましたか。道路使用許可の問題を言うんであれば、別な商店でもたくさんあるんです。歩道上に荷物を出して、商品を出して並べて、歩くときに不便なところはたくさんあるんです。だけれども、我々市民は、釜石市の商業の活性化のためによけて通って我慢しているんですよ。これが当たり前なんですよ、経済活動として。どう見ても、釜石の最終的なお荷物になりそうなことにばかり全力で、残業してまで支援するような体制をとらないで、どこの会社のことを言っているかわかると思いますけれども、もうそろそろ本当に発想の転換をしなきゃだめなんです。釜石ばかりですから、立ちおくれているのは。あなたたちの物の考え方が旧態依然としているからなんですよ。コメントがあればいただきます。なかったらいいです。 とにかく、釜石の商業者をこれ以上いじめないでほしい。市役所で警察に行って道路を使わせてくれと何度もお願いする、このぐらいの気持ちがなきゃだめでしょう。それでもどうしてもだめだと言うんなら仕方がないですよ。じゃ、どうして他のまちには許しているんですかと、こういうようなことで進んだらいいんじゃないんですか。全国で市道を利用して商売しているのは釜石だけじゃないんですから。その辺のところをもう一度よく考えて市政執行を行っていただきたい、そのように思います。 ○議長(平舘幸雄君) 答弁は。 建設部長。 ◎建設部長(伊藤昭男君) お答えいたします。 この問題につきましては、ことしになってからずっと何回もお答えしておりますが、発想の転換と言われますけれども、道路での露店の使用は許可できませんので、よろしく御理解お願いいたします。 ○議長(平舘幸雄君) 野田忠孝君。 ◆17番(野田忠孝君) しばらくずっと見ていきたいなという気持ちで実はやっておりました。きょうまでの議会のいろんな話を聞いて見ておって、今の釜石はこんな状況でいいんだべかとつくづく思いました。また、市民もそのように思っていると思います。もちろん、当局も議員も一生懸命やっていると、これはそのとおりだと思いますが、一生懸命が結果として実らなければ、だれかも言ったとおり、一生懸命ではないんだと、残念ながらですね。そういったようなことだと思うんです。 そして、さらにずっと見てきておりまして、私は助役さんがほかから来てこの釜石を見たときに言ったあの思い、これがすべてじゃないのかなと思っております。つまり、みんな元気がないと、市の職員の方々が元気がない、そのように見えたと言っているんですね。つまり、元気を出さなきゃならない。元気を出さなきゃならないときに何をしなきゃないかというと、いわゆる今のような1つの問題があった、これになじょにしたらばそれをクリアすることができるのかという取り組みを、もうだめなんだ、できないんだありきじゃなく、そこがだめならできるように、どこをやったらいいんだかということで、どんどんと頭を切りかえて取り組んでいくという、その元気を持たなきゃならないと、私はこういうことだろうと思います。 つまり、この道路1つとってみてもそのとおりですから、だんだんにはみんなが沈んでしまって、市長も覇気がなくなる。職員の皆さんも熱意がない。悪循環で全部おりていってしまう。(「そんなことないよ」「何も変わってないよ」と呼ぶ者あり)いやいや、私はそう感じているんですよ。佐藤議員。私が感じていることを言っているんですからね。つまり、元気を出してやっていかなきゃならないときに、一向マイナス的な後ろ向きの発言、答弁ばかりしておってはならないんじゃないかと。私は激励のつもりで言っているんですよ。もちろん、とり方でさまざまなとり方があるでしょうけれども、やっぱり熱意を持って取り組むということと、さらなる熱意を持ってくださいよ、覇気を出してくださいよ、市長。あなたが号令をかけなければ全然動かないんですよ、そうでしょう。 今の釜石、そんな悠長なときじゃないですよ。昔みたいなバブルの時代の、何をしなくてもいいような時代とは違うんです。何でもかんでも、どんなことにでも挑戦していって、いろんな規制、制約があっても、それに取り組んでいくというようなことをしないと、釜石は生きていけないというような状況だと思うんですよ。世の中の状況は大きく変わってきています。釜石はさらにそれに輪をかけて変わってきています。そういったようなことを考えたときに、今までどおりのような役所の考え方、今までどおりのような取り組み方、こんなことではだめだと思います。市長のリーダーシップをがんがんとやっていただいて、市の職員はそれをがんがんと吸収して、熱意を持って取り組んでいただくことを、あしたからもすぐにも、先ほど言ったとおり、新たな路上で展開できるような取り組みをやっていただくことを言って、終わります。 ○議長(平舘幸雄君) 当局に申し上げます。 いろいろな議員がいろいろな発言をしていますけれども、前向きに取り組むことを要望して、第6款の質疑を終わります。 第7款商工費の質疑を許します。 佐々木義昭君。 ◆15番(佐々木義昭君) 商工費に関連して、観光についてお伺いいたします。 当市では郷土芸能として神楽を初め、虎舞、鶏子舞、鹿踊りなど、数多くの郷土無形文化財を持っております。特に虎舞や神楽は 300年の歴史を超える由緒ある綿津見神社での祭典にはなくてはならないものであり、釜石まつりや釜石よいさにとりましても、一つの風物詩となっております。同時に、物産展や観光イベントにおいても、釜石市のアピールをするに大きな広告塔となっていることは当局としても十分承知のことと思っております。このような状況を踏まえて、これらの郷土芸能の存在や位置づけを観光という観点からどのように考えているか、その所見をお伺いいたします。 ○議長(平舘幸雄君) 観光物産課長。 ◎観光物産課長(菱沼清治君) お答えいたします。 議員御指摘のとおり、虎舞は当釜石において代表するような郷土芸能でございます。数多くのイベントにも過去には何度か参加しておりますし、釜石のPRに活用され、その効果を上げているところは十分認識しております。古くは都市対抗野球に虎舞が後楽園に行き、大いに釜石に虎舞ありと、そういうことも聞いておりますし、釜石の知名度を高めるには非常に有効な方法だと、そういうふうにも思っております。したがいまして、この伝統ある郷土芸能をぜひ観光に結びつけ、観光客の誘致にも活用していきたいと、そういうふうにとらえております。 以上です。 ○議長(平舘幸雄君) 佐々木義昭君。 ◆15番(佐々木義昭君) 課長御存じのとおり、特にも虎舞の連合会は大きく分けて市内7団体、ほぼ 500人を数える大きな団体でございます。そのうちの約 100名の若い方々は各地域の消防団員でもあるということでございます。その結束力は地域に安全をもたらし、またまちづくりに大きく貢献もしております。しかし、そのような団体でありましても、例外なく少子高齢化の波を浴び、本当に活動の先細りが危惧されているところでございます。残念ながら、この無形文化財としての保存や後継者の育成ということは、有形の財産と違いまして、予算化したからといっても温存できるものではないということは私も十分存じ上げておるつもりでありますし、そして大変悩ましい問題でもあります。 ことしは大槌と連携して、全国の虎舞フェスティバルに参加して釜石と大槌のPRをしてきたばかりでございますし、当市をアピールするには十分な役割を果たしていると思っております。こうしたことから、若干の予算は伴うかもしれませんが、徹底して今後の観光イベントの釜石市の広告塔として、県内外にどんどん積極的に利用していってはどうかと思いますが、どのような見解をお持ちなのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 観光物産課長。 ◎観光物産課長(菱沼清治君) お答えいたします。 後継者の養成とか、あるいは保存とか、そういう部分は我々観光サイドじゃなく、教育委員会、そういうふうなものにもつながると思いますけれども、いずれ議員おっしゃるとおり、郷土芸能、あるいはイベント参加の効果、そういうものを考えると、やはり支援は必要かなと、そういうふうにも感じております。また、釜石商業高校では学校の教育の一環として生徒に虎舞をさせ、また市内の幼稚園児も元気っ子虎舞と、そういう名を打って各イベントに快く参加していただいております。 それらを踏まえまして、観光が何ができるかという部分で考えてみますと、やはり各団体のそのような郷土芸能の保存と、それから各種イベントの参加について多額の移動する旅費とか、そういう部分が考えられると思います。今後、今お話しのとおり、釜石の動く宣伝として我々も有効に活用していきたいと、そういうふうなところから、今後とも各団体の御協力を得ながら検討してまいりたいと、そういうふうに思っております。 ○議長(平舘幸雄君) 佐々木義昭君。 質問者にも答弁者にも申し上げます。要件のみ、簡潔にお願いいたします。 ◆15番(佐々木義昭君) 議長の御指導ありがとうございます。 課長の前向きな答弁、ありがとうございます。いずれにしても、虎舞の団体は、前段に言いましたように、 500名を数える団体はそう全国的にもざらにあるものでございませんし、また当市の財産といたしましてもむしろ誇りに思うべき、そういうものだと思っております。若者の中には、虎舞への思い入れと情熱があるがために釜石に残っている若者も少なくありません。市長の言うように、「いきいき釜石」、「元気な釜石」、これを実現するのであれば、時には若者が楽しく、そしてまた若者が望むべくまちづくりへとかじを取ることも大事ではないかと、そのように思っております。子供たちが将来希望の持てるまちづくりを目指せば、親は必然的にまちづくりに関心を持つことになります。そのように私も信じております。 終わりに、現在、あるいは将来的に、若者が定着する政策を考えているのであれば、当局からのコメントをいただき、私の質問を終わります。 ○議長(平舘幸雄君) あらかじめ会議時間の延長を行います。 (「何も考えないですか。何も考えがない。はい、わかりました」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 答弁。答弁ないんですね。 山崎長栄君。 ◆13番(山崎長栄君) まず1つは、商工費に関連してお尋ねしておきたいと思います。根浜のレストハウスがございます。あの施設の利用状況、近年どうなっているのか、お尋ねいたします。 それから、2つ目は田畑産業との訴訟問題、どこまで進んでいるのか。 3点目は、今も虎舞のお話が出ました。9月議会で取り上げましたが、虎舞連合会、大阪に阪神タイガースのお祝いにはせ参じて行ってきたわけでありますが、その際に大槌町当局は助成金を出されたようでありますが、釜石市役所当局はどうだったのか、まずこの3点お尋ねいたします。 ○議長(平舘幸雄君) 観光物産課長。 ◎観光物産課長(菱沼清治君) お答えいたします。 根浜海岸のレストハウスの利用状況でございますが、御承知のとおり、レストハウスは夏の海水浴シーズンだけになっておりますけれども、ちなみに数字で申し上げますと、平成10年はレストハウスの利用者が 662名、その後冷夏などにより、あるいは観光客のニーズの変化によりまして減少傾向がありますけれども、平成14年度は1059件、これはトライアスロンとか、そういう催し物の方々の利用になっております。しかも、今の数字の中は食堂の利用とか、あるいはジュース類の販売、そういうものはカウントに入っておりません。このカウントしているのは温水シャワーの利用状況で数字を申し上げております。 以上です。 ○議長(平舘幸雄君) 観光物産課長、1回にやってくださいよ。 ◎観光物産課長(菱沼清治君) はい。2点目の田畑産業の訴訟について、簡単にお話しします。 御承知のとおり、第一審では全面勝訴と、そういうことで市長報告もしておりますが、相手方はそれらの判決を不服といたしまして、仙台高裁に控訴しております。控訴審は2回ほど開催され、内容につきましては、双方が出した準備書面を精査しているところでございます。その中で、裁判官はバランスのよい解決方法として和解も視野に入れてくれと、そういう打診もされているところでございます。したがいまして、市とすれば市の主張が通るような和解条項であれば、そういうのも選択肢の一つかと、そういうふうに考えざるを得ない状況にあります。したがって、今後とも十分弁護士、あるいは庁内での協議により対応していくと、そういう状況でございます。 ○議長(平舘幸雄君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(佐々木重雄君) 3点目の釜石・大槌地区の虎舞の方々が大阪へ行ったときの釜石の支援ということで、お話がありまして、大槌町と事前に協議をして、あの時期急な話ですので、もちろん公金からの支出という話にはならないということで、うちの方で対応したのは、市の五月会からの支出と、それから関連する一部職員の寄附を募って、団体の代表の方に使ってくださいということで差し上げたということです。 ○議長(平舘幸雄君) 山崎長栄君。 ◆13番(山崎長栄君) まず1点目、根浜のレストハウスの維持管理費がたしか 200数十万円だと思うんですが、これまでも行革のターゲットにすべきであると、あそこは。その維持管理費の割に利用度が少ないと、むしろ 200数十万円の維持管理費を出すのであれば地元に開放したらどうかという提案も申し上げてまいりましたが、もうそろそろ考える時期がとっくに過ぎているんじゃないかなと思うんですよ。わずかこのぐらいの利用者のために、それも夏場のシーズンに限っての利用だと、そのために 200数十万円の出費をするということは、これはいかがなものかなと思うんですよ。その辺の判断、これは財政課長、その辺の判断いかがなものですかと。答弁いただきます。 それから、田畑産業についてはわかりました。 それから、虎舞について、釜石市役所有志の方々が、たしか5万円ほどとお聞きしておりますが、いただいたと。大槌町からは、町からいただいたというふうに伺っていますが、間違いないかどうなのか。 それから、大阪を訪問して釜石の物産をPRしてきたと、大槌の物産ではないと。釜石の物産を大いにPRしてきたということを聞いておりますが、公金はすぐ出せないということで、出せなかったという答弁ですが、1カ月ほどぐらい前から話が持ち込まれたはずであります。役所には専決処分という方法もたしかあるはずですが、その辺が考えが全然、あるいは意見が出なかったのかどうなのか、その辺についてお伺いいたします。 ○議長(平舘幸雄君) 財政課長。 ◎財政課長(小林俊輔君) 指名されて、ちょっとどう答えたらいいか、ちょっとどきまぎしているんですけれども、夏場だけの利用ということでむだだというふうな御質問であれば、じゃむだにならないような利用の仕方を考え直していかなければならないのじゃないかと思います。それは私の方がその利用の仕方を言うわけにはまいりませんので、それは観光サイドの方にお願いしたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(佐々木重雄君) 虎舞に対する寸志の関係ですけれども、実はちょっと我々総務課長と我々記憶しているのが、そんな2カ月前じゃなくて、正式に来られたのが大分直前だったというような気がしています。それで、実は観光物産課、あるいは財政課の人間と集まって協議しました。協議の中では、いわゆる今話されたような、たしか物産をPRすると、いわゆる釜石の名を大いにPRしてくると、したがって観光関連だなということで、実は公費の支出も今ある観光の中の何かを使ってという話も出ました。結果として、こういう形が一番いいだろうと、広くみんなに募ってという形も考えましたが、時間がないので、とりあえず有志からもう片っ端から集めるという、変な話ですが、いただいて、あとは足りない部分は五月会からということで処理したわけです。ですから、協議の過程では公費の話も、広く全庁的に働きかけるという話も出ました。 それから、もう一つ、大槌の方は、その連絡し合いながらの話の中では、あくまでも公費じゃなくて、やはりうちと、釜石と同じようなやり方でという話は伺っております。 ○議長(平舘幸雄君) 山崎長栄君。 ◆13番(山崎長栄君) 財政課長を指名したのは、シビアに財政を最も課長、見ていらっしゃるなと、常々そう思っているものですから、課長の視点からはこのレストハウスがどう映っているのかと、その辺をお聞き、お尋ねをしたかったわけですよ。やっぱりこれは常々、市長おっしゃるとおり、費用対効果だと思うんですよ。これ少し考えてみなければならない問題だと思うんですよ。地元もなかなか利用したくとも、例えばグリーンツーリズム等で利用したくても利用できないような状況下にあったりなんかしているようです。このレストハウスのあり方についても、ぜひ速やかな検討をお願いしたいと思います。 それから、虎舞は、さっき観光物産課長お答えのように、私は釜石の動く広告塔だろうと思うんですよ。釜石・大槌地方の広告塔になり得る郷土芸能だと、そのように思います。そういう視点から考えますと、大いにこの虎舞に活躍をしていただいて、釜石の物産をあわせて紹介をしていただくチャンスをつくり、また支援もしていただきたいと、そう思いますが、改めてその虎舞団体に対する支援について答弁をいただきたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 観光物産課長。 ◎観光物産課長(菱沼清治君) お答えします。 虎舞団体を支援したり、あるいは保存したりという部分では、独自の努力が最大だと、そういうふうに思います。ただ、今お話しのとおり、観光物産のときのインパクト、そういう部分では大いに活用していきたいと、そういうふうに思っております。ただ、残念ながら、どこに行くにしても数十人の団体の方々が移動するという部分で経費が非常にかかります。したがいまして、我々もそれをすみ分けしながら、この部分には効果が効くだろうとか、そういう判断をしながら活用していきたいと、そういうふうに考えております。 (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 第7款の質疑を終わります。 第8款土木費の質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 第8款の質疑を終わります。 第9款消防費の質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 第9款の質疑を終わります。 第10款教育費の質疑を許します。 小笠原多子男君。 ◆16番(小笠原多子男君) 1点だけ。市民会館の使用の関係ですけれども、釜石の活性化とか、活力、いろいろ論議されているわけですけれども、ある時期市民の方々、民間の方々が会場を使いたいといっても制限があるのではないのかと、このように思うんです。その制限されている内容が市民会館の、これはもう大事な話…市民劇場ですか、自主…そのために会場…ある一定期間制限を加えられて、市民の方々が利用してさまざまのをやりたいといってもだめだと。市民の方々は有料でやるわけですよね。その自主…市民劇場の方々は無料でもずっと長期やって、どこかの部屋を使っているようなんですが、私はそれはそれで自主事業ですから活発化させていただきたいんですが、ただ、そのことによって他の方々の活動を停止したり、やめたりするような、そういうような状況にさせてはいけないのではないのかと、まずこのように思いますので、御答弁をお願いしたい。 ○議長(平舘幸雄君) 市民文化会館長。 ◎市民文化会館長(栗澤廣君) それでは、答弁させていただきます。 市民会館の基本方針としましては、心豊かで、潤いとゆとりのある暮らしを目指し、誇り高い文化創造の助長を図り、市民とともに芸術文化活動の一層の振興と福祉の向上を図っていくと、そういうこととしております。この方針のもと、市民文化会館の役割は、私たちは市民に芸術文化作品の観賞の機会、それから文化活動の練習及び発表の場を提供しまして、このことによりまして市民の文化活動を活発化させ、市民の交流を深めるといったことと、直接、間接に市民の皆様に便益を与えることだと考えておりまして、質問にありました市民文化会館の自主事業ですか、市民劇場ですか、市民文化会館の自主事業として一大事業です。 年間の行事計画に組んでおるものですから、そのスケジュールの中において、例えばほかの団体が利用したいというふうに申し込んできた場合に、できるだけ利用者の皆さんに私たちは便利に使ってもらうよう心がけてはおりますけれども、かち合ってしまうと、そうした場合に、今議員さんがおっしゃられたようなことがもう出てくることがあろうかと思いますけれども、私たちとしましては市民会館は市民の皆さんの利用しやすい施設として使ってもらえるように努力しておりますので、御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 小笠原多子男君。 ◆16番(小笠原多子男君) 市民会館の事業を発展させることは私は賛成ですよ。そのことを理由に、長期にわたって、それは1カ月だか2カ月だかわかりませんが、他の市民の方々がやろうとすることの制限になるということは、これは考えていただきたいと。長期にわたるんですから、計画でできるわけですから、別な場所でもできるわけですよ。ですから、そういう方向も含めて検討をいただきたいということです。この市民会館の事業だから、それが一番であとはだめだというような、そういう言い方では今までの議論というのはどうなるのかと、本当の釜石のためには、役所でやることだけが優先で、民間がやるのはだめだというような話ではいけない。ぜひ是正していただきたい、このように思います。 ○議長(平舘幸雄君) 市民文化会館長。 ◎市民文化会館長(栗澤廣君) わかりました。できるだけ、そこら辺は調整をとりまして、利用者の皆さんの使いやすいように利用していただくよう努めてまいります。 ○議長(平舘幸雄君) 細田孝子君。 ◆5番(細田孝子君) 教育費に関連させてお尋ねいたします。 小学校の統合についてお伺いいたします。 9月定例会の答弁の中で、後期計画について今年度後半から予定している関係者等との懇談会での意見や提言を踏まえて、平成16年度中に後期計画の具体について策定するとのことでございましたが、懇談会は始まっているのでしょうか。もしまだであれば、具体的にいつごろから予定されているのか、お尋ねいたします。 また、もう1点ですが、中学校給食についてもお尋ねいたします。 9月議会において、検討会を設置したいとの同僚議員への答弁でございましたが、どう進展したのでしょうか、お尋ねいたしたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 学校統合推進室長。 ◎学校統合推進室長(岩鼻弘君) 後期計画の関係についてお答えいたします。 後期計画につきましては、9月議会でも御答弁申し上げておりますけれども、現在内部で素案をまとめております。懇談会に入る前に、一応教育委員会の素案をもって懇談会に臨みたいということで考えております。時期的には、今議会終わり次第、素案をある程度内部で協議いたしまして、1月から関係小・中学校の校長先生等と、その時期等について協議しながら進めたいと考えております。それが終わり次第、16年度で再度意見を聞いた上で、案をまた地域の方に説明して、16年度中に決定したいというふうに考えております。 ○議長(平舘幸雄君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(樋口賢一君) 中学校給食につきましては、検討委員会を立ち上げる準備をしております。その内容は、立ち上げた際に提出する資料でありますけれども、自校給食、それから調理場方式、それ以外にデリバリー方式という、そういうふうなことでお答えしているところでありますけれども、それらにつきまして各地の方式、それらを今調べておるところでありますし、そういう中では新たに給食費等の課題も出てきているところでありまして、それらを整理しながら検討委員会を立ち上げ、その場で参考資料として提出をしていきたいと考えております。 ○議長(平舘幸雄君) 細田孝子君。 ◆5番(細田孝子君) わかりました。ありがとうございます。 9月定例会の際に、統合には2年の準備期間が必要ということで、そんなにかかるのかと思ったわけなんですが、今12月定例会の中で教育長の方から、既に統合された小学校、またもうすぐ統合される…統合というか、一緒に統合になる双葉小学校の話の中で、統合された子供たちがとてもいい状況であるというお話がありました。また、統合したことによって、固定された人間関係から、人数がふえたことによってクラスがえができたり、人間関係を広げたりすることができて本当にいいと、活性化も図れたというお話がありました。また、教師にとっても、クラスがふえることによって、同じ学年を持つ教師同士いろいろ相談もできて、とてもよい話をたくさん聞かせられたわけなんですが、本当にそれは私も聞いていて、ああ、すばらしいことだなと感じました。 ですが、その反面、じゃ小規模校に対してはどうなのかなという疑問も感じました。先ほどお話ししましたとおり、統合には2年の準備期間が必要ということです。今、小学校は放課後児童の安全のためということもありまして、学区外の転入、入学も比較的簡単にできるというふうに聞いております。本当に極端な話なんですが、新しく完成した双葉小学校のような、ああいうすてきなすばらしい学校に行きたいと思えば、それなりの理由さえつければ入れるのではないかと私は感じました。そうなると、生徒数が減ってきて小規模校になってきた、またいずれ統合する学校に、何のためらいもなく入学させる親などいるのでしょうか。 もちろん、小規模校であっても通いたいと思わせる魅力をつくることの努力も必要だと思いますが、親の意見からすれば、やはり児童数というのは一番気になるところでございます。このように、児童数が減ってきている学校への対策、統合まであと数年かかる学校に対しての何かの教育委員会としての対策はあるのかどうか。 また、職員の人数ですが、例えば大松小学校では現時点の調査では来年度は完全複式になるとのことです。そうなれば、現在は養護の先生も含めて8名いらっしゃるんですが、確実に1名減ることになります。しかし、児童数が少なくても、大規模校と同じように先生方は研修にも行きますし、出張にも行きますし、また学校行事だって同じようにあります。本当に人手が必要なわけです。大松小学校の先生方は、本当に1人の先生が何役も背負って頑張っておられます。大規模校へのサポート教員も必要と思いますが、小規模校へのサポート教員も絶対に必要だと思います。教育委員会のお考えを聞かせていただきたいと思います。 また、次ですが、市営プールについてお伺いいたします。 リニューアルした市営プールは本当に市民の皆様からも喜ばれておりますし、私もその一人でありますが、次の2点についてお伺いいたします。 まず、1点目ですが、今釜石の人口は減少し続けております。その中で市営プールの利用者数というのは、その人口に比例して減っているのか、それともふえているのか、お尋ねいたします。 2点目ですが、市営プールには非常勤のインストラクターの方がいらっしゃると伺いました。その方々にお願いできる市独自の企画などされているのでしょうか。広報を見ると、水泳運動教室があったり、メンズ水泳教室、親子水泳教室など募集が上がっておりますが、これなどもその一つなのか、お尋ねいたします。 ○議長(平舘幸雄君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(樋口賢一君) 私からは、小規模校の教職員の数についてお答えいたします。 教職員の数は岩手県教育委員会の基準に沿って配置されております。しかし、小規模校にあっては、おっしゃるような実情がありますので、その学校の実態に応じて加配、いわゆる教員の増員をケースによって行っているところであります。最近の小学校の例でいいますと、なくなりました大石小学校でありましたけれども、そこに1名の教員を多く配置している例もございます。また、そういう講師の正規教員の配置だけではなくて、非常勤講師として学校の児童・生徒の実情に応じて県教委の配慮をいただいたり、あるいは当市で行っておりますラーニングサポートの非常勤職員を配置したりしているところであります。実態は承知しているつもりでありますけれども、子供たちの指導にできるだけ行き届くように配慮はしたいと考えているところであります。 ○議長(平舘幸雄君) 教育長。 ◎教育長(塚本希之君) お答えいたします。 小規模校の実態でございますけれども、確かに小規模校は大規模校に比べますと児童数が少ないわけですので、人間関係が狭いということは言えますけれども、ただ釜石の小規模校につきましては、やはり特色ある教育活動をその地域に密着した形で展開しておりまして、そのことによって世代間を超えた触れ合いといいますか、かかわり合いが出ておりますので、非常にそういう面ではいい教育活動を展開しているなと、そういうふうに思っております。 ただ、一方、保護者の中には、やはり小規模校よりもある程度児童数のある、そういった学校へ進ませたいという希望も最近は特に出てきたような感じがしますので、その辺十分注意しながら、やはり小規模校は小規模校なりの特色を生かした教育がますます充実、発展するように指導してまいりたいというふうに思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(平舘幸雄君) 体育振興課長。 ◎体育振興課長(古川明良君) それでは、私の方から2点ほど、1つは利用者数の関係と、それから人口が減少しているという、この部分での比較はどうなのかと。平成10年にリニューアルオープンさせまして、平成11年度の利用者状況についてはかなり伸びておりましたが、その後少しずつ減ってはきております。しかし、高齢化のいろんな動きの中で、いわゆる健康ニーズで利用したいという、この方々がおいでになります。そういった意味では、ことしはいろんな教室、いろいろ2点目の問題とも絡みますので、あわせてお話しさせていただきますけれども、去年からいろんな教室を少しずつしかけ始めております。うちのインストラクターといいますか、非常勤の職員で監視員2名を現在雇用してございます。しかし、監視だけではなくて、持っているノウハウを全部いろいろ出していただきたいと。現場にもいろいろ指示しながら、あるいは教室を今つくってもらっている最中でございます。 教室の中にも、特にここ2回ほどやって、今2回目が動いていますけれども、水中運動教室という、いわゆる水中アクアビクスなんですけれども、これをうちの監視員を使っての教室にしてございます。1回目は5回講座でありましたけれども37名ほどの参加、今回2回目ですけれども28名の参加ということで、非常にそういう意味では、プールの使い方を広げるという意味ではやっぱりやってよかったなと、ニーズは高いなと、これが正直なところです。 しかし、このプールはもともと昭和45年のいわゆる国体でつくった競技用のプールの室内部分なものですから、構造上フラットな、いわゆるプールおけにはなってございません。したがって、今は何をやっているかといいますと、休みの日限定で、それで水を抜いて入れると、そして少しでも水深を下げて、いわゆる水中ウオーク、あるいは水中アクアビクスがやりやすい、そういういわゆる努力をさせていただきながら、そういうニーズにこたえ始めております。したがって、ことしは若干入り込み数も伸びるだろうと、もちろんしたがって収入も伸びるだろうというふうな見込みを立てながら、現在動かしております。 1点目と2点目、あわせて御答弁させていただきました。よろしくお願いいたします。 ○議長(平舘幸雄君) 細田孝子君。 ◆5番(細田孝子君) 小規模校の方につきましては、ぜひそのサポート要員、過去に大石小学校でそういう例があるということですので、ぜひ考えていただきたいなと、そのように思いますし、教育長の方から世代交流があるという部分で、確かにあって、とても私も小規模校のよさはわかっているつもりなんですが、やっぱり1学年に2人とかという、まず横のつながりがなくなってきているという部分ではたくさんいろんな問題が出てきているので、対策を練っていただきたい、そのように思います。 市営プールですが、本当にリニューアルしたということでとても効果が大きいというお話で、本当に体育振興課長の、何とかこの施設を市民の皆様の健康増進にという熱い思いというのはとても感じます。特に先ほど、昨年からやり始めたというその水中運動ですが、やっぱり高齢者の方は本当に楽しみながら運動ができて、なおかつ健康になれるという、とてもいい企画であると思います。それで、高齢者の方々から、健康増進のために何度も利用したいと、でも費用がかかるのでなかなか何回も何回も行けない、何とかなりませんかという御相談を受けました。現在、大人 420円ですが、何とか65歳以上の方の料金を少し下げて、もっと気軽に利用できるようにはならないものかと思うのですが、いかがでしょうか。 この水中運動は医療効果も何か明らかになってきておりまして、長い目で見ましたらば国保の医療費の抑制にも何とかつながっていくのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 それから、施設に改修しなければならない箇所があるとお聞きいたしましたが、その対策は万全なのでしょうか。もしも改修がおくれますと、せっかく市民の皆様に喜ばれているのに迷惑をかけてしまう、そういうことも考えられますので、その辺をお尋ねしたいと思います。 また、要望になりますが、先ほど課長がおっしゃられたとおり、今さまざまな市主催の教室があったり、あとスイミングスクールなどでプールが利用されたりしておりますけれども、ちょっと泳いで帰ろうかなと来られた方でも、やっぱり気軽に入って泳げるようなスペースや、また雰囲気をつくっていただきたいと思います。 また、たくさんの水中運動のような、そういういい企画であっても、日程や、またその他もろもろの都合でその教室に入れないという方もやっぱり出てくると思うんですね。そういう方のために、プールにふと行ったときにでも気軽に指導を受けれるような、そういうことも考えていただきたいなと思うのですが、教育委員会のお考えをお伺いして、質問を終わりたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 体育振興課長。 ◎体育振興課長(古川明良君) 1点目は、65歳以上の方々の料金を安くしてはいかがかなという話でございますけれども、現在あそこのプールは大体年間維持費4000万円ほどかかっております。できれば、私はここを2分の1ぐらいまで何とか持ちながら、収支のバランスを、公的施設であっても、そういう動きを少しでも近づけて、今の昨今の厳しい、そういう財政事情にもこたえていきたい、こんな考え方も実は持っております。いわゆる健康に関する動きに関しては、ある程度自分で金を投資しないとなかなか本気になってくれないというのが、私自身も含めての実は感想でございます。 しかし、やっぱりいろんな方がいろんな経済状況でおいでになりますので、いろんな関係する健康づくり関係課と連携しながら、さっさかウオークでそういうもう実績もありますので、そちらの事業の一環で例えばやっていただくことで、その部分の料金を例えば別枠で入れていただくとか、もっともっとその辺を工夫しながらやらせていただければなと。基本的に今の値段を 420円からおろすという考え方は全くございません。逆に上げるという考え方はあります。よろしくお願いしたいと思っています。 それから、2点目でございますけれども、施設の改修なんですが、現在ボイラー、平成5年に前のプールのをリニューアル的にかえまして、本来であれば8時間稼働で大体8年間ぐらいしかもたないという、しかし今はもう10年以上、24時間で実はボイラー、床暖の関係がありましてリニューアル以降やっております。したがって、非常に燃費効率が悪くなってきています。ことしはもう1000万円を超えるような重油の使用になってきます。したがって、このボイラーの改修については来年度の16年度に要求してございますけれども、プールにとっては緊急な課題かなと、このように考えて、今その辺のヒアリングをさせていただきます。 それから、プールに行ったときに、いわゆる気軽にいろいろなことを指導していただけないかと、この件に関しましてはプールの非常勤の監視員がおりますので、声をかけていただければ、ぜひやってみたい、やりますと。このことは私の方からも既に言ってありますので、気軽に声をかけていただいて、指導できる状況であれば指導させて。ただし、基本的には単純なインストラクターではなくて、安全管理のための監視員という、そういう職務柄ですので、人の入り込みの状況とか、いろいろ見ながらその辺の対応はさせていただくと、こういう条件つきでございますけれども、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 藤井修一君。 ◆21番(藤井修一君) 教育委員会の教育費に関連して若干お尋ねをいたします。 議事進行の御意見がありますので、簡潔にお話しいたします。 1つとして、小学校に入学前の、いわゆる各学校で行われている入学前一日入学について、どのような方法で行われているのか、第1点。 2点目、学校統廃合によって、かなり良好な関係であるというのは、先ほどの答弁もそのとおりかと思いますが、そうした中で統合による以前に、各学校の現在でいじめがあるのかないのか、また不登校の事実があるのかないのか。 3点目、最近通学なり帰り道の中で、よくテレビ等で言われている連れ去り事件が多発していますが、釜石では連れ去りはないと思いますが、テレビで報道されておりませんので。未遂事故はあるのかないのか。 もう1点、最近市民大会等で卓球の市民大会が行われたり、県レベルの大会が行われておりますが、この卓球大会において、いわゆる低学年用の卓球台が非常に不足というより、ほとんどないというのが現状のように聞いているが、その事実はどうなのか、お伺いいたします。 ○議長(平舘幸雄君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(樋口賢一君) それでは、まず逆に連れ去り事件にかかわってからお答えします。 そのような事件そのものは当市では発生しておりません。ただ、声かけ事犯と称しておりますけれども、何々を上げるからついてこいとか、そういう声かけ事犯は最近多くなってきております。教育委員会からも、そういう情報が入ったたびに学校に情報を提供し、子供たちへの指導をお願いしているところであります。その結果、担任の指導で近くの家に逃げて入ったとか、そういうことで未然に防げたような事例もあります。一番子供を取り巻く事件の中で当市として気を使っているところは、この声かけ事犯ということであります。 それから、2点目のいじめ、不登校についてですが、いわゆる統合にかかわってのいじめや不登校はありません。そもそも小学校の不登校等は、小学校も中学校も今年度は全体として昨年度に比べて不登校は半数になっておるところでありまして、そういう中で初期の対応で、しかも統合にかかわっての不登校はないものと見ているところであります。 それから、一日入学にかかわっては、各学校の計画のもとで行っているところでありまして、健康診断にあわせてとか、あるいは3学期の保護者説明会にあわせてとか、各学校の計画で行っているところであります。 ○議長(平舘幸雄君) 体育振興課長。 ◎体育振興課長(古川明良君) 私からは、市民体育館の卓球台について答弁させていただきます。 市民体育館は卓球台、現在13台、それから交流センターに3台ですか、16台現在同じ形のやつを持って、基本的な大会には対応できる中身はしてございます。しかし、低学年用という、特にそれに限定した卓球台は持ち合わせてはおりません。よろしくお願いいたします。 ○議長(平舘幸雄君) 藤井修一君。 ◆21番(藤井修一君) 最初に、一日入学の問題ですが、私の聞き及ぶところにおいては、最近各学校単位じゃなく、複数の学校の単位でやっているやに聞きますが、その際小さな学校と大きな学校とで一日入学されると、最初に親御さんが連れていった学校が大きな学校に入ると、そのままそっちの方向に行くというように聞きますが、その辺はどのようになっているのか。具体的に言いますと、大松小学校と甲子小学校で一緒のことをやったときに、甲子小学校の方で大松小学校の児童も行って一緒にやっているということになると、甲子小学校の方が通いやすいから私は甲子小学校に行きたいと、こういう事例があるやに聞くものですから、私があえてこの部分について事情をただしたわけでございます。 それは先ほども同僚議員が言っているように、小さな学校は大変苦労しております。完全複式制になりますと、小学校1年生に入った時点で2年生と一緒に勉強しなければならないと、大変であります。これは子供さんより親御さんの方が大変に感じます。これを何とか解消してやるのが我々の仕事だろうし、先ほど学教課長も言われていたような形で、小規模校に対する教員の配置等は柔軟に考えると言いながらも、小規模校には大変冷たいであります。大規模校になりますと、例えば40人なり41人学級に際どい学級で1クラスやっている場合は完全に先生は増員されています。こういう状況の中ですから、私はあえて一日入学の問題を取り上げたわけですから、この点について、もう少し血の通った教育委員会の対応をお願いしたいと、こういうふうに思うわけです。 次、統廃合についてのいじめがあるかないかという、先ほど聞きましたので、今度は統廃合じゃない、今統廃合されていない各学校においていじめの状況はどのようになっているのか、お伺いします。 また、先ほど言われましたように、未遂事故が若干発生しているようですので、これは各学校に周知しなければならないのは当然だと思います。これも一般質問において同僚議員がいろいろ質問をされておりますから、この体制をしっかりしていかないと、連れ去られてからじゃ遅い、こういう状況下にありますので、そういう逃げ帰ったという事例があるということは、実際にこの地域にもそういう形で発生する前兆かと私は思いますので、十二分な対応をされたい、こういうふうに思います。 卓球大会の、いわゆる最近生涯スポーツということで、小さい子供さんがかなり卓球が盛んになってありましたので、特に低学年用、いわゆる子供からかなりピンポンをさせると大人になってもやると、こういう考え方を私は持つわけですから、市長さん、できればピンポン台が全然ないようですから、3台ほど何とかお願いしたいと。教育委員会の方が言っていましたので、よろしく答弁をお願いいたします。
    ○議長(平舘幸雄君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(樋口賢一君) 一日入学について、大松小学校、甲子小学校の例をもとにお話しいただきましたけれども、できるだけ両校の特徴がわかって入学するようなことを学校の方にもお話ししたいと思います。ただ、最後は通学区域の弾力化ということで、それ相応の理由があれば、学区外の通学も認められるところであります。最終的には御家庭の事情というものもありますので、御了解いただきたいというふうに思います。 それから、小規模校にしろ大規模校にしろ、どのような学校も大事であると考えて教職員の配置はしているつもりであります。ただ、その際にどうしても基準というものがありますので、その基準に沿ってまず行うことが第一でありますけれども、その基準を超えてさらに配慮をすることが必要かどうか、その辺を見きわめながら対応してまいりたいと思います。小規模校1校だけではありません。釜石でもありますし、県下全体を考えれば、岩手県全体の中で釜石だけにより多く教員をいただくというわけにもいきませんので、その点は御理解いただきたいというふうに思います。 それから、いじめについてでありますけれども、統合、そうでないにかかわらず、学級内でのいざこざのようなものはありますけれども、いわゆるいじめと大きく取り上げられるような、そういうことは発生していないものととらえているところであります。 ○議長(平舘幸雄君) 藤井修一君。 ◆21番(藤井修一君) 今のいじめの問題からお話ししますが、私の仄聞するところによりますと、ある学校でいじめを受けて、親御さんが一生懸命ほかの学校に送迎しながら子供を通わせていると、こういう事実関係は私は仄聞していますが、教育委員会との隔たりがあるようですが、そういう形では若干大変なことが起きると、こういうふうに考えます。これから当然統廃合が進めば進むほど、一中、二中、小佐野中、大きな学校区域になります。この中でいろんな形で対応ができなくなったお子さんが、また親御さんが、例えば甲子中学校なり、唐丹中学校なり、大平中学校なり、もしくは東中学校等々にいろんな形で自分の子供の立場を守るためには、そういうことがなり得ると私は思います。事実関係を私は聞いていますが、教育委員会の方で把握していないようですから、これはしっかり把握して、各学校に周知徹底をしていかなければならないものと私は考えます。 そして、ここで教育委員会さんと私たちとよく議論のすれ違うところですが、私も複式学級、大松小学校ばかりの話をしていません。県下全体、いや釜石市内全体で20何学級もあるのもわかっています。それは再三ここでお話ししています。ただ、大変なのは小学校の1年生と2年生が最初から複式だとかわいそうじゃないですかと、私はこう言っているんです。ですから、総務部長の方にお願いします。教育委員会といたしますと、どうしても今の形で規格の中でなければ答弁できないようですから、教育委員会じゃなく、市長部局の方でいろんな形で非常勤教員の採用、また臨時に使うことができると思うので、市内にもそういう免許を持った先生方がかなりおりますので、それを何とか短期的でもいいですから、こういう少なくとも釜石は小さな学校ほど大変苦労しているから、1年生、2年生だけは複式を解除するような形の施策をつくってもらいたいんですが、突然ですが、これも。 そういう形をやってもらわないと、市長部局範囲だけのアルバイトじゃなく、やっぱり学校サイドにもそういう形でやってやらないと、小さな学校は、先ほど同僚議員も言いましたが、学校経営は同じなんですよね。校長さんと教頭先生と子供、あとは普通の先生が多いか少ないかだけなんですよ。でも、学校そのものの運営は同じなんですよ。大変御苦労されていますので、この辺に対する総務部長の考えをお聞きします。 ○議長(平舘幸雄君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(佐々木重雄君) 緊急雇用事業を使ったラーニングサポート事業というのを2カ年ほど実施しまして、非常に補助をもらう県の方から特色のあるいい事業だということで、どこかの紹介欄にも載ったという話も聞いております。突然、今の話ですので、もっともっと、さっきの卓球台も含めて教育委員会から実情を聞きながら、財政サイドとも協議しながら、検討をしてまいりたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(樋口賢一君) 先ほどのいじめの例は、昨年度の例というふうにとらえておりまして、今年度のところは私が申し上げたとおりのところでありますので、その点御了解いただきたいと思います。 また、小学校1年生の複式にかかわりまして、一応参考までに基準を申し上げますと、複式学級としての組み合わせですが、1年生と2年生、組み合わせた場合には8人を超えた場合には分かれた学級になります。1年生を含む場合は、そのようになっております。2年生、3年生のような場合は16人までで1学級というふうに、1年生だけは特別入学したてということで、配慮している基準となっております。ただ、8人超していないので、何ともしがたく、完全複式となっているところであります。 ○議長(平舘幸雄君) 第10款の質疑を終わります。 第11款災害復旧費の質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 第11款の質疑を終わります。 以上で歳出の質疑を終わり、第1条の質疑を終わります。 次に、第2条の質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 第2条の質疑を終わります。 お諮りいたします。議案第81号は質疑を打ち切って採決いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議なしと認め、これより採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(平舘幸雄君) 起立全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第12、議案第82号平成15年度釜石市水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第82号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第13、議案第83号平成15年度釜石市病院事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第83号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第14、議案第84号平成15年度釜石市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 菊池孝君。 ◆11番(菊池孝君) 70歳以上の老人医療費の問題について御質問をいたします。 現在70歳以上の老人医療費の自己負担限度額といいますのは、外来分、一般の人で1万2000円というふうになっているんですが、これは一度窓口で全部払って、後で申請してから返ってくるという形に現在なっているんですが、ことしの初めごろ、岩手県下の中で釜石はこの申請率というのが非常に悪かったというふうに聞いているんですが、現状がどのようになっているのか、お聞きをしたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 国保年金課長。 ◎国保年金課長(石川雄康君) お答えします。 申請率が悪いということでございましたけれども、申請については現在約80%程度、昨年の10月の制度改正以来、高額医療費の該当者、その方々に対しまして5回ほど郵便で案内をしております。 以上でございます。 ○議長(平舘幸雄君) 菊池孝君。 ◆11番(菊池孝君) 大分、改善されて80%台に乗っかってきているということでありますが、問題はやはり申請が面倒くさいということがある。今までは、だからわからなかったということがあるんですけれども、申請がやっぱり不便だということがあるかと思います。新潟県では来年の2月から、県内 111市町村あるんだそうですけれども、この全市町村で70歳以上の老人医療費の自己負担限度額を超える部分につきましては窓口で払わなくてもよいという、受領委任払い制度というのを実施するということなんですが、これは県の段階でということなんですけれども、この受領委任制度というのは患者が医療機関の窓口で手続をとりまして、そして患者の委任を受けた医療機関が県の国保連合会から支払いを受ける仕組みということで、患者は窓口で医療費の支払いが少なくて済むということで、簡素化されるということなんですけれども、こういう先進地の例もあるんですが、当市としてもやはりこれは県がやらなければならない問題ですけれども、ぜひ県に働きかけていってほしいと思うんですが、この辺の考え方、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(平舘幸雄君) 国保年金課長。 ◎国保年金課長(石川雄康君) ただいまの件でございますけれども、昨年の医療保険の各法の改正に合わせまして、老人保健についても改正がございました。それで、去年の改正前は1医療機関、一部負担が3200円、それ以上支払わないと。これは医療機関ごとです。病床数が 200床以上になりますと5300円。それが昨年の改正以降、お話がありましたように、一般で1万2000円が限度額、非課税世帯の場合には8000円、所得が 124万円以上の場合は4万 200円、その限度額まで一部負担をすると。ただ、医療機関ごとに例えば一部負担が3000円だと、5カ所かかったと、そうすると、どの時点で8000円なり1万2000円なり超えたかということは確認する方法というのはございません。ですから、どういう方法でその新潟県が実施しようとしているのか、こちらとしても大変興味がございます。 それから、法的に県で決めるという内容ではございません。受領委任払いが認められておりますのは柔道整復の療養費、実質これだけです。ですから、法的には認められておりませんので、御承知おき願いたいと思います。 以上でございます。 ○議長(平舘幸雄君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第84号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第15、議案第85号平成15年度釜石市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第85号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第16、議案第86号平成15年度釜石市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第86号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第17、議案第87号平成15年度釜石市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第87号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第18、議案第88号平成15年度釜石市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第88号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第19、議案第89号市道路線の廃止に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第89号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第20、議案第90号市道路線の認定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 小笠原多子男君。 ◆16番(小笠原多子男君) この路線そのものを認定することには賛成なわけです。これは鵜住居の生活道路でありますけれども、実際上は認定になっても、道路ではないわけです。そこで、重機も入って今工事に入っているようですけれども、この路線を何年ぐらいかけて工事のめどね、それをお聞きしたいと、こういうふうに思います。 ○議長(平舘幸雄君) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(岩間正行君) お答えいたします。 鵜住居64号線、当初計画は平成16年度を目指して行っておりましたけれども、現時点では16年度の完成はちょっと難しい状況にあると考えております。それで、いつまでできるかというと、ちょっと今ははっきりできないんですけれども、当たり前のことなんですけれども、道路事業推進のためには財源の確保と、それから地権者の方々の協力が不可欠なことだと考えております。これからも早期完成を目指しまして、地権者の合意活動と、それから財源の確保に努めたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(平舘幸雄君) 小笠原多子男君。 ◆16番(小笠原多子男君) この事業についても大変難しくて苦労していると、この辺は承知していますので、ぜひこれからも一生懸命頑張っていただきたいと、このように思います。 終わります。 ○議長(平舘幸雄君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第90号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第21、閉会中の継続審査についてを議題といたします。 総務常任委員長から、同委員会において審査中の平成15年請願第3号について、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。 お諮りいたします。総務常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議なしと認め、総務常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第22、閉会中の継続調査についてを議題といたします。 総務、民生、経済、建設の各常任委員長及び議会運営委員長から、会議規則第 104条の規定により、お手元に配付いたした申出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出がありました。 お諮りいたします。各常任委員長及び議会運営委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議なしと認め、各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第23、議員の派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議員の派遣について、会議規則第 159条の規定により、お手元に配付いたしました派遣書のとおり、岩手県市議会議長会臨時総会に出席するため議員を派遣することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第24、議議案第14号議員定数検討特別委員会の設置についてを議題といたします。 ここで討論の通告がありますので、発言を許します。 4番坂本良子君。 〔4番坂本良子君登壇〕 ◆4番(坂本良子君) 日本共産党議員団は、議員定数検討特別委員会の設置に反対します。 人口5万人未満の法定数は26、釜石の26は法定数となっております。今回の議員定数検討特別委員会の設置は、全国的な不況のもと、各自治体で行政改革が進められる中、議員定数を見直して経費削減を図ることが大きな主眼となっています。しかし、議員定数は市民の意見や要望をいかに議会に反映させるかという観点から、議会が行政のチェック機関としての役割を持つとき、一定の定数が必要であり、地方政治における民主主義の根幹にかかわるものと考えます。 今回の特別委員会の設置は定数削減を含め、幅広く議員定数に関し議論する意見もありますが、法定数の増は特別なとき以外に認められておらず、過去の例からいっても、定数削減が主眼になると思われます。 以上の理由から、議員定数検討特別委員会の設置に反対いたします。 ○議長(平舘幸雄君) 4番坂本良子君の討論は終わりました。 ほかに討論はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) これより議議案第14号を採決いたします。 お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(平舘幸雄君) 起立多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。 お諮りいたします。ただいま設置されました議員定数検討特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により議長において1番新里博政君、4番坂本良子君、5番細田孝子君、7番水野昭利君、8番両川敏之君、9番岩間勘二君、12番菅原規夫君、14番川崎勇一君、15番佐々木義昭君、18番秋元厚子君、19番松坂喜史君、21番藤井修一君、23番小野寺英雄君の以上13名を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よってただいま指名いたしました諸君を議員定数検討特別委員に選任することに決しました。 なお、正副委員長互選のため、本日議会終了後直ちに当委員会を第1会議室に招集いたします。改めて招集状は出しません。御了承願います。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第25、議議案第15号高速道路網の整備に関する意見書の提出についてを議題といたします。 ここで討論の通告がありますので、発言を許します。 菊池孝君。 〔11番菊池孝君登壇〕 ◆11番(菊池孝君) 今回の高速道路網の整備に関する意見書は、主眼が整備計画路線9342キロメートルはもとより、法定路線1万1520キロメートルの整備に全力を挙げるよう強く要望するというものであります。御承知のように、政府の道路関係四公団民営化推進委員会は道路公団民営化の中で、むだな道路は建設しないという論議を行ってきました。しかし、道路族議員や国交省の圧力が強まるもとで、全路線建設の流れとなっています。新仙人道路は難所な生活道路として整備が必要であり、東北横断道秋田釜石線も地域経済発展に必要であるという立場を私たちはとってまいりました。しかし、国と地方がむだな公共事業を促進してきた結果、 700兆円という膨大な赤字を抱えるまでになりました。こういう財政状況の中で、宮守・遠野間の高規格道路の建設は、この不況下の現時点で地方財政をさらに圧迫することが考えられ、慎重な対応が求められます。 以上、日本共産党議員団として、現在の国と地方の財政を考えたときに、今回の高速道路網の整備に関する意見書に反対をいたします。 ○議長(平舘幸雄君) 11番菊池孝君の討論は終わりました。 ほかに討論はありません。 これで討論を終結いたします。 ○議長(平舘幸雄君) これより議議案第15号を採決いたします。 お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(平舘幸雄君) 起立多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第26、議議案第16号イラク特別措置法に基づくイラクへの自衛隊派遣に反対する意見書の提出についてを議題といたします。 ここで討論の通告がありますので、発言を許します。 13番山崎長栄君、登壇を願います。 〔13番山崎長栄君登壇〕 ◆13番(山崎長栄君) 議議案第16号について反対の討論を行います。 イラクの現状は戦災復興とイラク人による政府の樹立を目指す側と、それを阻止しようとするサダム・フセインの残存勢力等やテロリストとの戦いになっております。国際社会が今イラクを放置したならどうなるでしょうか。テロリストの拠点となり、これまで以上に無差別の残虐行為が世界じゅうで繰り返されることは疑う余地のないところであります。 イラク人道復興支援は国連安保理が本年5月、国際社会の総意として全会一致で採択をし、決議1483として発動をされました。この採択には、イラク戦争に反対をしたフランス、ドイツ、ロシアも賛成をいたしております。イラク復興支援が国連決議に基づく国際社会の総意であるならば、我が国においてもできる限りの協力をしなければならない責務があります。既に37カ国が部隊を派遣し、イラク各地においてインフラ整備や被災者の救援、地雷の処理といった支援活動に従事をいたしております。国会はこの7月、国連決議に基づくイラク人道復興支援特別措置法を成立させました。政府はそれを受けて、特措法に従い基本計画を策定、日本の国家意思として人道復興支援に自衛隊を出すと内外に示したわけであります。 派遣される自衛隊の任務は、医療、給水、学校など公共施設の復旧、整備が中心です。また、現在のイラクで自立して活動できるのは自己完結型の自衛隊であり、万が一攻撃を受けた場合、自己防衛ができるのも自衛隊だけであります。一方、特措法成立当時と比較し、情勢の変化や慎重を期すべき課題が存在していることも承知いたしております。また、解放者として迎えたはずの米英軍の占領政策に対する不満が高まっていることも事実であります。しかし、復興への協力があくまでも非軍事の人道支援であるにもかかわらず、自衛隊を出すなという議議案は、結局は何もするなに等しいのであります。果たして、それでは国際社会の理解が得られるでしょうか。イラクの人心の安定は世界の平和に寄与するものであります。したがって、本議議案に反対をするものであります。 以上。 ○議長(平舘幸雄君) 13番山崎長栄君の討論は終わりました。 次に、12番菅原規夫君、登壇を願います。 〔12番菅原規夫君登壇〕 ◆12番(菅原規夫君) イラク特別措置法に基づくイラクへの自衛隊派遣に反対する意見書の提出に賛成の討論を行います。 国連憲章を初め、国際法を踏みにじった米英軍のイラク攻撃は、罪のない多数の国民を死に追いやりました。大変に不幸なことです。アメリカ追従の日本小泉内閣は、イラク復興支援特別措置法によって、武装した自衛隊を派遣しようとしています。フセイン大統領を拘束した現在でも、イラク全土で戦闘状態であり、自衛隊がイラク人を殺したり殺されたりする危険性は極めて高い状況にあります。このような状況を自分の目で確かめ、最終決断をしようと公明党神崎代表が視察中であります。また、自民党内でも慎重意見も出る、このような状況にあります。海外派兵や集団的自衛権の行使を禁止した日本国憲法に明らかに反しています。今、日本に問われているのは、紛争の武力解決への協力ではなく、イラク国家の国民による再建への協力です。 市民クラブは以上の理由から、自衛隊のイラク派遣に強く反対するものです。議員各位の御賛同を強く望み、自衛隊のイラク派遣に反対する立場からの賛成討論を終わります。 ○議長(平舘幸雄君) 12番菅原規夫君の討論は終わりました。 次に、22番平松福一君、登壇を願います。 〔22番平松福一君登壇〕 ◆22番(平松福一君) 議議案第16号イラク特別措置法に基づくイラクへの自衛隊派遣に反対する意見書の提出について反対の討論を行います。 本意見書は、イラク国民に対する人道的見地及びイラクの安定が及ぼす中東全体の平和と安定への影響をかんがみ、イラク復興支援には積極的に取り組むべきであると、その必要性を認めながらも、自衛隊の派遣に反対をしようとするものであります。私たちは日本国民の生活の安定と福祉の向上を願い、国際協調関係を思慮するとき、かつての湾岸紛争等、中東における国際協力業務に対し、友好国を初め、世界各国から批判、中傷を受けた事実は忘れてはなりません。同じような事態は再び繰り返すことは決してならないと思います。 現在、イラクには世界30数カ国の人々が生命の危険をも感じながらも、イラクの安定を通じ世界共通の平和と安定のため最大の努力をしておることは既に承知のとおりであります。我が日本国政府は、外交特使の派遣を通じ、そして国連社会を通じたイラクへの人道的支援事業を展開しようとしておる、そのことを考えたとき、また我が国自衛隊の隊員の皆さん方がその業務を遂行しようとしている地域においては、既にオランダの方々がその業務に当たっており、我が国の自衛隊の隊員はその方々の援護と協力をいただきながら任務の遂行をしようとするものであり、決してかの地において戦闘行為を行うために派遣されるものではないということを我々は再認識しなければならないと思います。 そして、中東の平和と安定を通じ、日本国の国益、国民生活の安定を期そうとするものであり、それが加えて我々釜石市民の将来の幸福と福祉を考えたときに、その任務に当たろうとする自衛隊の皆さん方が進んでかの地に赴き、自分自身の危険をも顧みることなく、その任務に当たりたいという志望者が数多くおるということを過日新聞紙上等で私たちは知っておるはずであります。これらを知るにつけ、自衛隊の皆さんを心から激励申し上げ、そして送り出したいものと考えます。もちろん、私たちも自衛隊隊員諸氏の安全については心から、その無事を願うものであります。危険な地域における任務の遂行は、安全に遂行されてこそ真に価値があるものであります。日本国民の多くは自衛隊の隊員の安全を心から願っておるものであると私は思います。 私たち清和クラブは、重ね重ねて自衛隊隊員諸氏の安全を御祈願いたしまして、この決議案に対し反対の討論といたします。 終わります。 ○議長(平舘幸雄君) 22番平松福一君の討論は終わりました。 ほかに討論はございませんか。 これで討論を終結いたします。 お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(平舘幸雄君) 起立多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 日程第27、議議案第17号新たな雇用を創出するための起業・創業環境の早急な整備を求める意見書の提出についてを議題といたします。 お諮りいたします。この際、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議なしと認め、これより議議案第17号を採決いたします。 お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平舘幸雄君) 御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平舘幸雄君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。これをもって本日の会議を閉じ、平成15年12月釜石市議会定例会を閉会いたします。                午後6時3分閉会                          釜石市議会議長 平舘幸雄                          釜石市議会議員 細田孝子                          釜石市議会議員 海老原正人...